上下水道 汎用蓋4
消火栓
消火栓
殿堂
撮影:2005年2月 山口県下関市
「消」の字が1本消えていますが、文字枠はひと工夫してあります。コーナーのカットが市内の瓣蓋と似ているので、同じメーカーのものかもしれません。
下関市上水道は明治33年(1900年)4月起工、明治39年(1905年)3月竣工。全国でも9番目の早さです。
近代的な上水道事業を実施したのは、横浜、函館、長崎、東京、大阪、広島、神戸、岡山、下関、佐世保の順で、開港しているところは早いですね。居留している欧米人は水を買うのに慣れていたこと、コレラなども輸入されることがあり、井戸水では衛生上問題があったことなどの要因があるのでしょう。
水道 消火栓
撮影:2005年9月 兵庫県赤穂市
これでもだいぶ泥をよけたんですけど、やっぱりホウキを持って電車に乗るべきでしたか。
場所を教えていただきました。ありがとうございます。
水道 消火栓
殿堂
撮影:2009年9月 奈良県生駒市
○水 消火栓
殿堂
撮影:2007年2月 福岡県北九州市
市のマークなし。消火栓の蓋は北九州市のマーク入りが多かったような。
○水 消火栓
殿堂
撮影:2009年12月 兵庫県神戸市
六剣水マークなし、右横書きの消火栓蓋。
消火栓
殿堂
撮影:2007年2月 福岡県北九州市
横開けタイプ。消火栓蓋の中では小さい方ですが、まとまりのよいデザインと思います。
水道 消火栓
撮影:2013年11月 岡山県高梁市
水道 消火栓
撮影:2015年9月 兵庫県姫路市
市章なしの消火栓蓋は姫路ではめずらしい。当初は旧ヤマトヤシキの私設消火栓であったのかも。
旧ヤマトヤシキの建物は昭和26年(1951年)竣工とのこと。
水道 消火栓
撮影:2017年6月 兵庫県姫路市
縦285くらい。近くに黄色の上から赤ペンキで塗られた同じ蓋がありました。他にも市章の削られた消火栓蓋が何枚か。かつて消防団が設置していた設備かも。
○水 消火栓
撮影:2009年3月 広島県尾道市
蝶番部分がちょっと古めかしいですね。
上水道 消火栓
撮影:2018年3月 和歌山県湯浅町
本当によくあるデザインです。
○水 消火栓
撮影:2018年3月 香川県宇多津町
枠の黄色い樹脂が抜けてしまったのか、全面的に黄色塗料で塗られています。
水道 消火栓
撮影:2018年3月 香川県宇多津町
両方ともダイモンタイプでしょう。
○水 消火栓
撮影:2017年3月 三重県松阪市
市内で普通に見られました。
○水 水道 消火栓
撮影:2018年3月 和歌山県湯浅町
撮影の少し前まで、右書きの大型消火栓蓋があったようです。
○水 消火栓
撮影:2018年4月 滋賀県高島市
除雪機対応蓋。
消火栓
撮影:2017年3月 三重県松阪市 拡大画像(87KB)
黄色タイルが使われているものの、かなり地味ですね。近くに消火栓の標識やホース入れはありませんでした。使われているのでしょうか。
○水 消火栓
撮影:2016年3月 岐阜県大垣市
○水 消火栓
撮影:2015年11月 和歌山県串本町 拡大画像(83KB)
パターンのページにも入れていますが、植平サイトにある「消火栓消防車デザイン蓋」という蓋でしょう。
○水 消火栓
撮影:2017年3月 滋賀県野洲市 / 2016年4月 愛知県犬山市
3枚目4枚目は日之出のデザイン蓋でしょう。持ち手付きの方が古そうです。
おまけ:水道工事中の消火栓の様子
撮影:2025年4月 兵庫県姫路市
道路工事に伴う水道管移設で、地上式消火栓が仮設されています。水道管の入れ替え時には管を地上に仮設しますが、消火栓もこのように地上に設置するんですね。
消防水利、消防用水
消防用水利
殿堂
撮影:2016年3月 岐阜県岐阜市
市章や市名はありませんが市の仕様ではないでしょうか。堂々としているので殿堂入り。
消防用水 DAIICHIKIZAI Co., LTD MWL-D・600
撮影:2014年9月 兵庫県姫路市
パターンのページにも入れている第一機材の消防用水蓋。たまに点検があるのか、中央の文字がいろいろな方向を向いています。商業ビルにあり、壁には「消防水槽」というプレートがかかっています。
3枚目は大阪市のIMPホール駐車場付近にあったもの。4枚目は姫路市の「消火」用水の蓋。防火水槽のような構造物があったのでしょう。
消防水利や消防用水は消火に使える水の総称で、消火栓や防火水槽などを含めたものとのこと。消防水利の基準が消防法で定められています。
防火水槽
防火水そう 消防本部
殿堂 / 防火水そう 消防局
殿堂
撮影:2017年3月 香川県高松市
広島市ふうデザイン。広島のメーカーの製造では?
防火水槽
撮影:2017年5月 兵庫県神戸市
こちらも自治体名はありませんが、神戸市の仕様ではないでしょうか。
たとえば東京消防庁は、防火水槽の蓋には、事業体名やマークを入れないのが正しいとされています。
防火 貯水槽
撮影:2021年9月 兵庫県姫路市
商業施設にて。真ん中のマークを削っているようです。
防火水槽
撮影:2017年5月 兵庫県芦屋市
メーカー名の入った蓋も多いですね。用途の書かれていない蓋もあり、蓋や周囲の黄色ペイントがなければ、何蓋かわからないです。
水槽
撮影:2023年9月 / 2025年5月 兵庫県姫路市
シロトピア記念公園内の「水槽」蓋。おなじみダイドレの剣菱パターン。
水槽はマンホールトイレ用もあるのですが、ここの場合は防火水槽でしょう。
3枚目の丸蓋が水槽蓋です。拡大画像(100KB)
防火水槽
撮影:2017年3月 三重県松阪市
○消 防火水槽
撮影:2017年3月 三重県松阪市 拡大画像(77KB)
消防マークが小さめの割によくできています。
○消 防火水槽
撮影:2015年7月 兵庫県加古川市
日之出タイプ。撮影当時の最新でしょう。
防火水槽
撮影:2018年3月 大阪府大阪市
長島製品。持ち手のあるタイプ。
防火水槽
撮影:2015年7月 兵庫県姫路市
同じデザインで市名、市章入りの蓋もあり。
防火水槽
撮影:2017年3月 大阪府堺市 拡大画像(73KB)
日之出消火栓と同じデザインの防火水槽。
防火水槽
撮影:2017年4月 兵庫県明石市 拡大画像(73KB)
マンガふうのデザインがめずらしい。
防火水槽らしき蓋
撮影:2025年2月 兵庫県高砂市
古い下水蓋の文字部分を削ったのでしょう。周囲に黄色い線が引かれていないと何蓋かわからないですね。
近くにあと1枚ありました。
防火水槽らしき蓋
撮影:2018年5月 島根県松江市
これも下水蓋を加工したものではないでしょうか。松江の古い下水蓋は名古屋市型が多かったです。
防火水槽は上水道を原水としている場合が多いですが、飲み水ではないので蓋の流用もありなのでしょう。
防火水槽らしき蓋
撮影:2021年2月 兵庫県高砂市
無印のコンクリート蓋。古い雨水蓋にもありそうで、本当の汎用蓋ですね。
防火水槽らしき手造り蓋
撮影:2020年11月 兵庫県姫路市
近くに消火栓の標識はありませんでした。公道上で消火栓なら姫路市の蓋があると思いますので、防火水槽ではないでしょうか。
大型量水器のような蓋の8パーツをパッチワーク。取っ手もつけました。鉄工所の方お疲れさまです。
D型縞板蓋
撮影:2014年5月 広島県呉市
縞板(縞鋼板)をカットしただけの蓋。ベースがJFEの普通縞なら、直線部分は880くらいあります。
鉄板をカットしただけの簡易蓋は、他の防火水槽にもありました。
ストリートビューを見ると、2015年6月はこの蓋がありますが、2018年11月には日之出タイプの防火水槽蓋に変わっていました。
気になる蓋1から引っ越してきました。
防火貯水槽の蓋
撮影:2015年3月 京都府京都市
西本願寺書院付近。鉄蓋であるようです。「水」と書かれています。開けると砂利が水槽に落ちそうです。
石縁がついているので、ずいぶん前からこの場所に貯水槽があるのでしょう。
貯水槽の案内標識も古めかしい。かつてはこのようなオリジナルの消防標識がいろいろありましたが、昭和45年(1970年)より、指定されている防火水槽や消火栓などは、全国共通仕様の標識が掲げられることになりました。
参考:消火栓などの琺瑯プレート。スポンサー付きプレート。(別タブで開きます)
消
撮影:2006年1月 福岡県福岡市
消防関係の蓋でしょう。公園にあったので防火水槽かも。
このパターンは兵庫県では見たことがありませんが、九州では割と見られるとのこと。関西では東大阪市内にたくさんありました。
防災関係
放水銃
殿堂
撮影:2007年11月 京都府京都市
東寺にて。
水道 放水銃
殿堂
撮影:2011年4月 奈良県奈良市 拡大画像(98KB)
こちらは西大寺にて。既出の姫路市内消火栓(下)と「水道」の字が同じ。楷書の「放水銃」が美しい。
地上式の放水銃と消火栓蓋
撮影:2015年3月 京都府京都市
放水銃は規模の大きい神社仏閣には結構ありますね。
防災ポンプ CHUBU.FOUNDRY CMD-1-450 5000K
撮影:2015年3月 京都府京都市
いずれも西本願寺書院付近。
4救
撮影:2025年4月 兵庫県姫路市
上下水道の蓋ではありません。緊急時に、上層階から避難する救助袋を引っかける装置がこの中にあります。
斜めに降りてくる救助袋用のもので、2か所で固定するため蓋も2枚あります(2枚目画像)。
建物の前に避難スペースがない場合は、垂直に降りてくる救助袋が使われます。
垂直タイプが設置されている場合は、蓋はなく、建物の壁に「避難器具降下地点 この付近に物を置かないで下さい」などと書かれたプレートが貼ってあります。
消防用空地
撮影:2012年5月 大阪府池田市 / 2017年5月 兵庫県伊丹市
こちらは蓋ではありませんが、黄色地の水玉というおなじみの配色です。上下と左右は800、材質はダクタイル鋳鉄のようです。
消防用空地に関しては、必要な建物や面積その他について、法律で規定されています。このプレートなしで、地面に黄色ゼブラが描かれる場合もありますね。
2025年6月25日:汎用蓋3より独立、43枚追加。