上下水道 鳥取市2
下水道
鳥取市内コンクリート大蓋
撮影:2017年4月 鳥取県鳥取市
何のことはないコンクリート蓋。さすがにほとんど見ませんでした。鳥取市の下水道事業は、市サイトによると、昭和6年(1931年)に「薬研堀を埋め立てて下水道管を敷設する工事に着手」とあります。
鳥取城の外堀に当たる薬研堀は、現在の市役所付近を通っていたようです。市役所西側の西町、片原あたりにも行ってみましたが、古蓋は見当たりませんでした。
その後鳥取大火の復興事業として、昭和33年(1958年)公共下水道事業認可。昭和43年(1968年)11月供用開始。
鳥取市下水 殿堂
撮影:2017年4月 鳥取県鳥取市
穴の数は、内側8個、外側14個(うち鍵穴2個)でJISと同じですが、鍵穴から蓋の中心に向かって線が延びているJISの亜種。線の太さがバラバラで、内側の穴を結ぶ円弧が太いのが目立ちます。穴は大きめ。
1枚のみで、かつてこの仕様が一般的だったのかどうかは分かりません。蓋と枠に隙間があって平受構造と思われます。昭和40年代、公共下水道ができた初期の蓋ではないでしょうか。
鳥取市下水 殿堂
撮影:2017年4月 鳥取県鳥取市
穴の数が内側8個なのはJISと同じですが、外側が16個(うち鍵穴2個)というJISの亜種。内側の穴の外に必ず外側の穴があるタイプです。こちらは2枚のみで、年代は上の蓋と大差ないように思えます。上の蓋ともめずらしいので殿堂入り。
鳥取市下水
撮影:2017年4月 鳥取県鳥取市
これは普通のJISタイプ。上下にこじり穴あり。
鳥取市下水
撮影:2017年4月 鳥取県鳥取市
枠は日之出ふうですがどうでしょう。持ち手が角のものはあまりなく、大津市で見かけたくらいです。
蓋上部。
鳥取市下水(コンクリート製下水蓋)
撮影:2017年4月 鳥取県鳥取市
そこそこ新しそうです。中央のマークは環境下水道部のもの。最新のスリップ防止蓋では市章になっています。右下は虹技製蓋に入っている市章。仕様書によると、どちらかのマークもしくは「とっとりし」の文字を鋳出すのが決まりのようですね。
とっとりし ごうりゅう
撮影:2017年4月 鳥取県鳥取市
これはデザイン蓋ですが、このような除雪対応の、周囲が爪のようになっている蓋が目立ちました。除雪機の雪を押すブレードが当たった時の衝撃を減らす仕様ですね。ドンと当たらず斜めに乗り上げる感じ。
市街地では上水、下水とも、しゃんしゃんデザイン蓋がかなり増えているようです。
汚水枡
鳥取市下水 おすい
撮影:2017年4月 鳥取県鳥取市
あまり見ませんでした。パターンはクボタではないかと思われます。他メーカーパターンの汚水枡もありました。あと汚水枡でたまに見かけたのが、パターンのページに入れている三菱樹脂の蓋。
デザイン蓋の一部はこちらに入れています。