上下水道 兵庫県神戸市2
上水道2
止水栓
1枚目~3枚目 神戸市 水道 止水栓
1枚目殿堂
撮影:2005年11月 / 2019年4月 / 2022年12月 兵庫県神戸市
右横書きの止水栓はたまに見ます。1枚目は「水道」の文字の書かれた楷書です。これが伝統のデザインだったのでしょう。
2枚目は六剣水というより六矢水ですが、割とありますね。*みたいなマークがあればわかるので良し。
4枚目~5枚目 神戸市 止水栓
撮影:2022年11月 / 2022年12月 兵庫県神戸市
マークの下に止水栓と書かれたものが標準のようです。5枚目はマークと文字が小さく、空き地の広い力士顔。バリエーションがいろいろあります。
6枚目 神戸市 増圧 止水栓
撮影:2019年3月 兵庫県神戸市
マンションの下にありました。直結増圧給水で検索すると、各地の水道局の解説ページがヒットします。
道路に埋まっている配水管の本管から、それぞれの建物に引き込まれている水道管を給水管といいます。止水栓は給水管の途中にある水を止める装置です。工事や水漏れの場合は止水栓を閉める必要があります。
神戸市 止水栓
撮影:2018年9月 兵庫県神戸市
めずらしい角蓋。私設かと思ったら六剣水が入っていました。商店街仕様?
道路に埋まっている配水管の本管から、それぞれの建物に引き込まれている水道管を給水管といいます。止水栓は給水管の途中にある水を止める装置です。工事や水漏れの場合は止水栓を閉める必要があります。
神戸市 止水弁
撮影:2016年1月 兵庫県神戸市
早川鋳造のマーク付き止水弁。
量水器、逆止弁など
神戸市水道量水器室
殿堂
撮影:2009年12月 兵庫県神戸市 拡大画像(84KB)
昭和初期の蓋と思われます。φ600くらい。
当初は、業務用以外は放任給水(1か月定額料金の使い放題)で、明治44年(1911年)4月1日より翌年1月までに順次量水器が設置され、現在のような計量制になりました。
神戸市水道 量水器 75
撮影:2017年5月 兵庫県神戸市 拡大画像(71KB)
下の点字ブロックが幅300、グレーのブロックが200とすると、全幅1300くらい。四隅に市章の入った大型版。
神戸市 量水器
1枚目殿堂
撮影:2018年5月 / 2016年2月 / 2019年3月 兵庫県神戸市
他の自治体では多いデザインですが、神戸ではめずらしい方。
右横書きの量水器、メーター蓋はほとんどなさそうです。
TW? 量水器
殿堂
撮影:2009年3月 兵庫県神戸市
垂水区内の家庭用量水器の蓋。何のマークかわかりませんが、TWなら「Tarumi Water」の可能性もあります。
旧明石郡垂水町は、昭和3年(1928年)11月1日町制施行。昭和13年(1938年)3月末上水道竣工。昭和16年(1941年)7月1日に神戸市と合併しています。
神戸市 水道メーター 100
撮影:2017年5月 兵庫県神戸市
75よりもさらに大きい大型版。せっかくの大型なのですから、蓋は正確に閉めて下さい。
神戸市 水道メーター 6号
撮影:2019年4月 兵庫県神戸市
神戸市 水道メーター 50
撮影:2019年3月 兵庫県神戸市 拡大画像(100KB)
六剣水もここまでくると別物のような。
別バージョン拡大画像(96KB)
撮影:2017年5月 兵庫県神戸市、四隅に市章あり。1文字囲みではない。
神戸市水道局 水道メータ
撮影:2017年5月 兵庫県神戸市
メーターの大型の丸蓋はめずらしい。外蝶番の昭和仕様。
神戸市水道局 地上式水道メーター
撮影:2019年3月 兵庫県神戸市
年代物かと思いましたが、使用量がデジタルで出ていました。
神戸市水道局 流量計室
撮影:2005年11月 / 2022年11月 / 2015年11月 兵庫県神戸市
神戸市水道局 水道・逆止弁 6号
撮影:2017年5月 兵庫県神戸市 拡大画像(72KB)
水道メーターの蓋とセットで設置されているのもよく見ます。割と新しそうですが、書体がきっちりしたゴシックではないんですよね。
防火栓、消火栓
神戸市水道?設防火栓
撮影:2005年5月 兵庫県神戸市
右下の文字が読めないです。木へんの字に見えますが「私」なのでしょうか。現在この蓋はなく、消火栓は近くの道路の中にあります。この場所は民地であるように見えますが。
いずれにしても戦前モノですね。消火栓ではなくて防火栓だし。
『神戸市水道100年史』には、創設時に960個の球状防火栓を布設、防火栓171個を購入したという記録があります。この171という数字は神戸市の防火栓で、他に個人や企業が購入したものもあるのでしょう。昭和24年(1949年)3月に水道使用条例が改正され、防火栓の名称が消火栓と改められました。それまでは防火栓と消火栓の両方の名を使っていたようです。
神戸市水道 消火栓
撮影:2017年6月 兵庫県神戸市
滑り止めパターンなしのつるつる蓋は、『マンホールのふた<日本篇>』には「よく見かけた」とありましたが、林さんが採集されてから35年以上経った現在では、たまに見かける程度です。
神戸市水道局 消火栓
撮影:2006年5月 兵庫県神戸市
菱格子パターンの正方形蓋。須磨区で数枚見たくらいでめずらしいようです。消火栓といえば下の菱が浮き出すパターンの長方形蓋が一般的。デザイン蓋も増えてきました。
神戸市 消火栓
撮影:2017年5月 兵庫県神戸市
消火栓といえばこのデザイン。バリエーションがいろいろあります。絵柄のついたデザイン蓋も増えてきました。
神戸市 消防
撮影:2016年1月 兵庫県神戸市
何の蓋かわかりません。あと消防関係では、防火水槽の汎用蓋がありました。
その他の上水蓋
神戸市 船舶給水栓
撮影:2018年5月 兵庫県神戸市
ミナト神戸の船舶給水栓。
『神戸管工史』P373船舶給水より
・明治31年(1898)、神戸良水(株)設立。船舶給水を販売。
・明治38年(1905)4月、市営とし特別会計に。
・明治44年(1911)4月、水道事業に組み込む。
・昭和23年(1948)4月、港湾局の管轄に。一時みなと総局の管轄でしたがまた港湾局に。
赤道を越えても腐らないと言われたKOBE WATER。神戸市水道局の布引渓流の水にはその秘密が書かれています。現在の船舶給水に、布引の水はどれくらいブレンドされているのでしょうか。
神戸市 散水栓
撮影:2017年5月 兵庫県神戸市
市章入りの散水栓は神戸ではめずらしい。早川鋳造製。
参考文献
- 『神戸市水道百年史』平成13年3月 神戸市水道局
- 『神戸管工史』昭和62年12月21日 神戸市管工事業協同組合