平城宮第一次大極殿、大棟の左右に掲げられている鴟尾(しび)。平城宮跡で鴟尾は出土していないので、同時代の鴟尾を参考にデザイン、鋳造で鍍金を施し復元されました。2枚目は2010年再建された平城宮第一次大極殿。拡大版。(1200×800px、145KB)。
鴟尾は飛鳥時代や奈良時代の大寺院などの大棟に使われていた飾り瓦で、鬼瓦ができるまでのもののようです。防火のおまじないではないかと言われていますが、確かなことはわからないそうです。
下は大棟中央の棟飾り。こちらも出土していないので、Wikipediaの大極殿によると、中国古代建築の類例にならい設置されたとのこと。夢殿の路盤ふう。
撮影:2011年4月 奈良県奈良市