「シャコタン車通行禁止」のハリガミ
ここは岡山県の西の果て笠岡市。市街地にある古刹の妙乗寺です。駐車場の入口にハリガミが出されていました。
「シャコタン車」とな……。寺院でそんな俗語に遭遇するとは笑。ワープロの字なので若住職さんが作られたものなのでしょう。まあ80歳くらいの住職さんが、「シャコタンはおえんで。入口のレールがわやになるんじゃ」とおっしゃるのもまた趣のあるものではありますが。
世の中には、乗り心地を無視して車高を低くしたり、見えにくくなるのにバックミラーにレイを下げたり、蛍光管をたくさん飾り付けたりした車が存在しました(今でもあるのか?)。おもしろいのは、普段はそういう車に乗っているニイちゃんが、法事の時には親やおばあちゃんを乗せてやってきて、いちおう仏様やご先祖様に手を合わせているらしいことで、そういう中途半端なやんちゃぶりが岡山らしいと思ったのでした。
2005年9月 岡山県笠岡市