スポンサーは姫路牛乳。調べてみたところ、どうやら昭和37年(1962年)ごろまで存在していたようです。現在でも姫路市西今宿三丁目10-5に西播磨酪農農業協同組合がありますが、この組合の出していたブランドだったらしい。

その場所は、昭和38年(1963年)には雪印乳業(株)姫路工場と販売店になっていて（組合は組合であったもよう）、姫路牛乳の販売店2個所は雪印牛乳の販売店に変わっています。また、姫路市中央卸売市場内に雪姫食品(株)が設立され、組合の関係者が代表を務められていました。販売店のうち1社と雪姫食品は現在でも営業されています。

現在売られている牛乳の大部分は、雪印メグミルク、明治、森永という大手メーカのものですが、昭和30年(1955年)ごろまでは、各地に牛乳メーカーがあったようです。姫路にも10近くの地牛乳があったのではないかと思われます。

さて、この掲示板の牛乳ぼうや、目に画鋲（岡山では押しピンと言う）が刺さっていて少し怖いですが、新鮮な牛乳をもらってゴキゲンの様子。でも、45年ほど前に子供だったってことは、今では結構なおっちゃんになっているはず。そう考えると、ぼうやがむんずと握っている牛乳瓶が徳利に見えてきます。昔乳豪、今酒豪。酔っ払うと祭りの伊勢音頭なんぞをうなっているに違いありません。今でも姫路市民であるならば。

2006年1月 兵庫県姫路市