飲料3
ソフトドリンク
Drink PEPSI ペプシコーラ 撮影:2009年8月
拡大画像(81KB)
大阪府大阪市北区堂島浜二丁目1番40号、サントリーホールディングス(株)、東京都港区芝浦三丁目1番1号 田町ステーションタワーN、サントリー食品インターナショナル(株)、サントリーフーズ(株)
サントリーは平成21年(2009年)4月1日、純粋持ち株会社制に移行。清涼飲料事業はサントリー食品(株)が担当。平成23年(2011年)1月現社名に変更。
ペプシコーラは明治31年(1898年)アメリカで開発されました。日本に入ってきたのは戦後とのこと。平成10年(1998年)1月、サントリーがペプシコーラのフランチャイズ権を取得し、製造・販売を開始しています。
斜めになった王冠のマークは昭和25年(1950年)~37年(1962年)の間だそうです。瓶も古い。
PEPSI 撮影:2001年12月
PEPSI 撮影:2003年7月
王冠のマークが使われたのは昭和37年(1962年)から昭和48年(1973年)まで。
キリンレモン
撮影:2002年5月
錆びているものが多いです。
キリンレモン クレール
撮影:2003年2月
東京都中野区中野四丁目10番2号 中野セントラルパークサウス、キリンビバレッジ(株)
昭和38年(1963年)4月設立。親会社(持株会社)はキリンホールディングス(株)。
キリンレモンは昭和3年(1928年)、クレールは昭和40年(1965年)発売。
クレールは小びんのことです。びん入りのキリンレモンは令和2年(2020年)末で販売終了しました。
7up
2枚目はイラスト部分アップ。「YOU LIKE IT IT LIKES YOU セブンアップ」とあります。
撮影:2003年1月
看板はたまに見ますが、いずれも錆びているものばかりで残念。
商品は昭和3年(1928年)アメリカで発売されました。日本では昭和30年代になり日本セブンアップ飲料が設立されます。現在のチェリオも関係していました。
昭和61年(1986年)、本国の権利関係でペプシ傘下に移りました。日本ではペプシコーラ同様、サントリーから販売されるようになりましたが、令和3年(2021年)一般向け製品の販売は終了したようです。
7up
撮影:2007年4月
全体拡大画像(47KB)
こちらは明治牛乳の保冷ケースに貼られたステッカー。明治のロゴも古いですね。この近くで7upのぼろいベンチ広告を見ました。
2枚目は商品納入用の通箱。「Fresh Up WITH 7up」とあります。明治牛乳の旧販売店のようなところにありました。明治と関係があったのでしょうか。撮影:2005年12月
3枚目は金属製の看板。まずこの壁を波板で囲い、換気扇か何かの場所に7up看板を当て板で補強、といったところでしょうか。なかなか渋いです。
撮影:2006年2月
全体画像(52KB)
三ツ矢サイダー
撮影:2005年1月
三ツ矢サイダー拡大画像(33KB)
東京都墨田区吾妻橋一丁目23番1号、アサヒ飲料(株)
三ツ矢サイダーは明治17年(1884年)に「三ツ矢平野水」という名で販売されました。販売会社はいろいろ変遷ののち、現在はアサヒ飲料が担当。
「アサヒビール飲料水HOTメニュー」とありますが、缶飲料の保温ケースです。この中に三ツ矢コーヒーのイラストがありました。三ツ矢コーヒーは1980年代前半のブランドです。Oの文字が三ツ矢マークになっています。三ツ矢ブランドのコーヒーなんてあったんですね。撮影:2006年4月。
元気グングン ジンセンアップ 高麗人参ドリンク
撮影:2004年5月
南利明さん出演、ジンセンアップの看板。昭和54年(1979年)発売。話題の?一和の製品。
おまけの合成樹脂看板
ビタミンCがたっぷり! タケダの栄養飲料 プラッシー
撮影:2002年9月
プラッシーの行灯タイプ合成樹脂看板。裏側はいの一番。
昭和33年(1958年)、武田食品工業(株)が製造、武田薬品工業(株)より発売。昭和56年(1981年)より販売も武田食品工業(株)。
一度廃版になりますが平成10年(1998年)再販され、現在は兵庫県伊丹市鋳物師3丁目20番地のハウスウェルネスフーズ(株)が販売。水分補給ゼリーもありました。しかし製造は終了のようですね。
おまけのシール
カルピスこども名作劇場 母をたずねて三千里 カルピス
おいしくってブルブル~~~ カルピス
撮影:2006年9月
食料品店に貼ってあったシール。カルピスこども名作劇場は世界名作劇場として親しまれたテレビアニメで、母をたずねて三千里は昭和51年(1976年)放映されました。団塊ジュニアの皆さんは特におなじみでしょう。
撮影時は当時より30年経過ですが、よく残っていました。そういえば萩本欽一さんやトッポジージョもCMに出てましたっけ。
カルピスは大正8年(1919年)発売。戦前は印象的なポスターもありました。現在はアサヒ飲料系メーカーで、カルピスブランドもアサヒ飲料が持っているようです。
牛乳
雪印スーパー牛乳(ベンチ広告)
撮影:2006年3月
東京都新宿区四谷本塩町5番1号、雪印メグミルク(株)
大正14年(1925年)北海道製酪販売組合設立。大正15年(1926年)12月、雪印ブランド制定。昭和25年(1950年)、企業再建整備法により北海道酪農協同(株)が北海道バター(株)(のちのクロバー乳業)と雪印乳業(株)に分割されます。昭和33年(1958年)、両社が合併、雪印乳業(株)に。以来、乳業メーカーの最大手として広く知られてきました。
雪印ミネラル牛乳(ベンチ広告)
撮影:2009年3月
平成12年(2000年)6月、食中毒事件が発生。その後の牛肉偽装事件の関係もあり、牛乳事業は平成15年(2003年)1月設立された日本ミルクコミュニティ(株)に譲渡されました。ブランドは「メグミルク」に変更。
平成21年(2009年)10月1日、雪印乳業と日本ミルクコミュニティが、共同持株会社の雪印メグミルク(株)を設立。平成23年(2011年)4月1日、雪印メグミルクが雪印乳業と日本ミルクコミュニティを合併。
雪印 申込取次所
撮影:2003年5月
これは琺瑯ではないようです。
森永牛乳 御取次致します
撮影:2005年5月
拡大画像(46KB)
東京都港区東新橋一丁目5番2号、森永乳業(株)
大正6年(1917年)、日本煉乳(株)として創業。昭和24年(1949年)森永乳業株式会社設立。
活性乳酸菌飲料 森永 マミー(ベンチ広告)
撮影:2001年12月
ベンチの様子(38KB)
ウルトラ・プロセス 森永ホモ牛乳(ベンチ広告)
撮影:2002年6月 兵庫県姫路市
ベンチの様子(33KB)
しぼりたての牛乳は脂肪球が大きく、脂肪球同士がくっつき脂肪が浮くことがあります。これを防ぐため「ホモジナイザー」という機械で脂肪球を細かくし、均質化(homogenize)します。売られている牛乳の多くは、このような処理を経たホモ牛乳です。
太陽のようなキャラクターは昭和27年(1952年)に誕生した「ホモちゃん」。牛乳瓶からは消えましたが、牛乳プリンなどのカップに復活。平成17年(2005年)には10周年、平成27年(2015年)には20周年を迎えました。おめでとホモちゃん。
明治コナミルク
撮影:2001年12月/2007年4月
東京都中央区京橋二丁目2番1号、(株)明治
東京都中央区京橋二丁目4番16号、明治ホールディングス(株)(親会社)
大正6年(1917年)12月創業。平成21年(2009年)4月1日、明治乳業(株)と明治製菓(株)が経営統合し明治ホールディングス(株)誕生。
平成23年(2011年)4月1日、グループ再編により(株)明治に社名変更。同時に、旧明治製菓(株)の食品・菓子及び一般用医薬品事業も担当することになりました。
明治コナミルクは昭和3年からあったものらしいです。
お茶
ヤマリ 宇治茶 辻利兵衛本店製
撮影:2001年10月
京都府宇治市宇治若森41、(株)辻利兵衛本店
万延元年(1860年)ごろの創業。
宇治茶 ヤマリ 辻󠄀利一本店謹製
撮影:2003年11月
他の吊り下げ型看板よりも小振りです。
京都府宇治市宇治妙楽156番地、(株)辻利一本店
辻利兵衛本店同様万延元年(1860年)創業。もとは同じだったんでしょうか。
カネイ 香岳園製 抹茶
撮影:2003年7月
京都府城陽市富野堀口27番地、香岳園製茶(株)
山城 宇治 ヤマ政 銘茶
撮影:2003年6月
京都府宇治市小倉町久保96番地、(株)山政小山園
文久元年(1861年)創業。昭和36年(1961年)11月設立。
宇治茶 矢野園本店製
撮影:2002年8月
京都府綴喜郡宇治田原町大字南小字並木3番地、(株)矢野園
天保7年(1836年)創業。
宇治茶 玉草園銘茶直賣店
撮影:2002年12月
味と香りの 宇治茶 京都府茶協同組合
撮影:2001年10月
京都府宇治市宇治折居25番、京都府茶協同組合
この「宇治茶マーク」ができたのは昭和34年(1959年)とか。
上林 お抹茶
撮影:2007年9月
京都府宇治市宇治妙楽38番地、(有)上林春松本店
創業永禄年間。抹茶ではなく「お抹茶」というのがうれしい。他の手書きの看板もいい感じ。
大阪府茶協同組合員
撮影:2005年5月
拡大画像(64KB)
大阪府茶業協同組合は、大阪府大阪市浪速区木津川二丁目1番3号にあります。
茶
撮影:2009年8月
平成13年お茶の生産量ランキング:1位は全国の生産量の約4割を占める静岡。2位2割の鹿児島。3位三重。以下宮崎、京都、奈良、福岡、佐賀と続きます。埼玉の狭山茶は1990年頃は4位でしたが減少傾向。
姫路あたりで売っているお茶は、銘柄の表示されているものは宇治茶や静岡茶がほとんどですが、たまに八女茶、知覧茶といった九州のお茶も見かけます。関西は九州出身の方が多いという事情があるのでしょう。もっとも今では、九州人も関西人も東京に行ってしまいますけどね。八女茶は甘みがあって濃いお茶です。
他カテゴリとかぶるもの
塩 珈琲の名作 マキシム AGF 味の素ゼネラルフーヅ 82-11
撮影:2009年1月
塩看板のスポンサーは、東京都渋谷区初台一丁目46番3号 シモモトビル、味の素AGF(株)。
専売 塩にも入れているもの。
参考看板
山陽飲料 岡山
撮影:2002年9月
岡山市に本社のあった山陽飲料の看板。裏は別のドリンクのイラスト。のちにマークの文字はローマ字になりました。創業明治28年(1895年)の老舗でしたがなくなっています。
クラウンコーラ
撮影:2007年11月
近寄ってみましたが、王冠はほとんど見えず。2枚目はアップ。「ROYAL CROWN」と書いてあるようです。上の方には王冠マークもあるはずですがほとんど判別できません。
「ROYAL CROWN」の周囲の囲みは、検索すると単なる輪っかですが、この看板は腕と手のように見えます。
昭和36年(1961年)、壽屋時代のサントリーから売り出されました。ライセンスの関係で10年くらいで販売終了。
RC
撮影:2016年10月
富山県内にあったトタン看板。Wikipediaのローヤルクラウンコーラに「1972年に富山のトンボ飲料とライセンス契約を結び」とあります。
壽屋との契約が終了してからは、一部地域でそれぞれの企業により販売されていたようですね。
それはともかく、長い間“ロイヤルクラウンコーラ”と書いていました。失礼いたしました。
クリープ
撮影:2006年1月 兵庫県姫路市
看板のみ拡大画像(45KB)
昭和の有名なキャッチコピー「クリープを入れないコーヒーなんて…」が描かれているトタン看板。
クリープは森永乳業の製品で、ブライトやマリームといった植物系よりこってり感があります。
この看板を四半世紀見ていますが、さすがに近年は色あせてきました。2024年10月現在まだあります。クリープは飲料ではありませんが、こちらのページに入れました。
2006年7月9日:PEPSI1枚差し替え。雪印スーパー牛乳、森永牛乳、大阪府茶協同組合員追加。2008年3月21日:三ツ矢サイダー、明治コナミルク1枚、上林お抹茶追加。2009年4月2日:コメント修正。2009年12月5日:ペプシコーラ(フランジ)1枚、雪印ミネラル牛乳、お茶追加。2019年8月29日:雪印申込取次所追加。2024年10月16日:7upステッカーなど追加。