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上下水道 兵庫県神戸市9 せせらぎ1

せせらぎ1

松本地区せせらぎ

神戸市 水

神戸市
撮影:2018年2月 兵庫県神戸市

兵庫区の松本地区を中心としたせせらぎ整備事業は、市街地背後の山にある鈴蘭台処理場から送られた下水高度処理水を利用しています。検索するといろいろなページが出てきますが、兵庫県の「せせらぎが流れるまち松本の基礎情報」という資料がまとまっています。

この蓋は山を下ってきたところにあるもので、汚水でも雨水でもない、下水高度処理水関連の蓋なのでしょう。

神戸市 下水高度処理水 空気弁

神戸市 下水高度処理水 空気弁

神戸市 下水高度処理水 流量計

神戸市 下水高度処理水 空気弁
撮影:2018年2月 兵庫県神戸市

山を下ってきた下水高度処理水は、菊水公園付近を通り、湊川町一丁目の湊川ポンプ場に入ります。鈴蘭台処理場とポンプ場との有効落差は約60mだそうで、減圧弁でも使っているのかと思ったら、落差上等の水力発電をやっているとのこと。

1枚目の親子蓋以降、松本地区の西端までのルート上に、20枚以上の空気弁蓋があります。

神戸市 高度処理水仕切弁

高度処理水仕切弁の様子

神戸市 高度処理水仕切弁
撮影:2018年2月 兵庫県神戸市

松本通八丁目にて。仕切弁の小蓋が2枚目のように配置されていました。三丁目にも同じ蓋がありました。
上の方の小蓋はダイドレの止水弁。大蓋は他では量水器として見ますが、他の用途でしょうか。

再生水 散水栓

再生水 散水栓

この水は再生水です(散水栓)
撮影:2018年2月 兵庫県神戸市、夢野の丘小学校付近。蓋名なしの汎用蓋。

湊川ポンプ場を出た下水高度処理水は、新湊川に沿って南西に進み、熊野橋を渡って南東方向に下っていきますが、熊野橋を渡ってすぐ南西方向、夢野の丘小学校方面への分流があります。

ここにも上記空気弁と仕切弁がありました。処理水はこの画像のように、散水にも利用されているようです。

夢野の丘小学校脇、池の様子
再生水の説明板

夢野の丘小脇で飼われているニシキゴイ

小学校脇で飼われているニシキゴイと池の様子。
撮影:2018年2月。

新湊川ふれあい会館

新湊川ふれあい会館

夢野の丘小への分流とは別に、湊川ポンプ場から南、新湊川ふれあい会館方面へのルートもあります。
会館の壁画の下で湧き出すせせらぎ。
撮影:2018年2月。

新湊川ふれあい広場を行くせせらぎ

会館南側の新湊川ふれあい広場を行くせせらぎ。このあとはどこかの雨水幹線に合流でしょうか。

会館は新湊川河川水防センターになっていて、災害時の活動拠点になります。神戸市内では他に、住吉川左岸の山手幹線沿いに住吉川河川水防センターがあり、多目的広場内に湧水を利用したせせらぎを設けています。

上の方の草が生えているあたりの拡大画像(160KB)
草や藻が生えていますが、プールのような透明度です。下の方にカワニナがいますね。ニナがいると蛍も来るかも。
撮影:2018年2月

松本せせらぎ通りの風景

松本せせらぎ通り案内板 七丁目

松本せせらぎ通り案内板。七丁目にて。裏に説明が書かれています。案内板は東の端の三丁目にもありました。
撮影:2018年5月

案内板の説明によると、各丁にお守り動物がいて、三丁目はカッパ(メス)、四丁目は鯉、五丁目カエル、六丁目カワセミ、八丁目フクロウだそうです。七丁目はこのカッパ(オス)。

松本せせらぎ通りカッパ 七丁目

ニシキゴイを見守るカッパ。撮影:2018年5月

せせらぎは丁ごとに湧き出しているようで、七丁目はここですね。

花咲くせせらぎ通り

花咲くせせらぎ通り

花咲くせせらぎ通り

花咲くせせらぎ通り

七丁目にて。七丁目は傾斜があって、せせらぎも段になって流れていて見応えがあります。
沿道に花咲く5月の連休。お手入れが行き届き隅々まできれいでした。
せせらぎの中ににハナショウブが咲いていました。

コイもあちこちで飼われていて、人慣れしていました。
中越地震のボランティア活動のお礼に、旧新潟県山古志村から送られたニシキゴイだそうです。
撮影:2018年5月

(2023年1月1日更新)