浄化槽・便槽メーカー
か行
岐阜プラスチック工業
G.P.K 無臭リストイレ
撮影:2016年4月 兵庫県姫路市
トイレの汲み取り口の蓋。現役のようです。トイレメーカーは、岐阜県岐阜市神田町九丁目27番地の岐阜プラスチック工業(株)でしょう。
公式サイトによると、リスブランドは昭和30年代よりあるようです。ブランドの由来は不明ですが、金華山のリスでしょうか?
クォードコーポレーション
UNICON 5000K
撮影:2018年3月 和歌山県有田市
福井県福井市下河北町第11号13番地、(株)クォードコーポレーション
昭和50年(1975年)9月ホクコン産業(株)設立。平成8年(1996年)10月現社名に。
病院に設置されていたもの。ユニコン感染系排水処理システムという製品と思われます。一般的な樹脂製の合併浄化槽ではありません。
クボタ
クボタ 450
撮影:2014年9月 広島県竹原市
「クボタ」のロゴからして久保田鉄工時代の浄化槽蓋でしょう。クボタは浄化槽も蓋も製造していますが、この蓋はニッコーのような他社製に見えます。
クボタ φ500 500K
撮影:2018年3月 和歌山県湯浅町
新しいロゴの入った蓋。こちらの蓋の鋳造メーカーは城東テクノですね。浄化槽は現在はクボタ浄化槽システム(株)が担当しています。住所は兵庫県尼崎市浜一丁目1-1。
クリーン浄化槽
クリーン浄化槽 450
撮影:2018年3月 和歌山県湯浅町
ロゴに特徴がありますが詳細不明。県内の浄化槽保守会社クリーン工業と関係があるのかどうか。蓋メーカーはサンキョウでしょうか。
旧小松化成
旧小松化成 下水道 汚水(ます?)
撮影:2015年4月 三重県津市
旧小松化成(浄化槽蓋)
撮影:2017年4月 三重県津市
マークは(株)小松製作所の旧マークのようです。コマツグループで汚水処理をやっていたのは旧小松化成だったので、この蓋は同社の蓋と考えていいでしょう。上は汚水枡の蓋です。
旧小松化成(株)は、昭和32年(1957年)6月、(株)小松製作所により設立。塩ビパイプやコマツ浄化槽などを製造していました。
平成9年(1997年)8月、小松製作所が全株を売却、積水化学工業(株)の子会社に。平成13年(2001年)1月(株)ヴァンテックに社名変更。住所は東京都目黒区大橋一丁目6番3号 日米商会ビル。
コピーは『小松製作所五十年の歩み』資料P19の「7 社章・社名字体」より。「現行社章(昭和43年制定)」とありますが、資料が昭和46年(1971年)5月発行なので「現行」となっています。
小松製作所は平成3年(1991年)5月CIを導入、現在のローマ字のロゴに変更しています。小松化成がいつブランドマークを変更したかはわかりませんが、親会社の小松製作所と同時なら、蓋はおよそ1970~80年代のものということになります。
松葉菱の旧マークは、画像が見づらいですが、
(上段左)大正10年(1921年)、
(上段右)戦前、
(下段左)戦後、
(下段右)昭和29年(1954年)。
この昭和29年~昭和43年(1968年)のマークが松葉と小のバランスが一番いいですね。
参考文献
- 『小松製作所五十年の歩み――略史――』昭和46年5月13日 (株)小松製作所
2016年3月26日:ページ再編、北研鉄蓋1枚追加。2016年5月3日:イビデン住設、岡田産業、岐阜プラスチック工業追加。2016年7月2日:アロン化成、旧大島工業追加。2017年4月7日:クボタ、旧小松化成1枚ずつ追加。2018年3月20日:ページ分割、ユニコン、クリーン浄化槽追加。クボタ1枚差し替え。