電力2 電力会社2
中部電力
中部電力 撮影:2007年11月 愛知県名古屋市
中部電力 撮影:2007年11月 愛知県名古屋市
中部電力 撮影:2019年4月 愛知県名古屋市
愛知県名古屋市東区東新町1番地、中部電力(株)
昭和26年(1951年)5月1日設立。この旧社章は「亀」のようです。3枚の蓋は左から順に古いのではないかと思われます。
右端はマークの周囲の形が、九州電力など他の電力会社にも使われているものです。
中部電力
撮影:2007年11月 愛知県名古屋市
昭和63年(1988年)CI導入。バナナのような社章に変更しました。ChubuのCを、営業エリアの5県分並べたとのこと。他の電力会社でも、シャープな稲妻から、地域の和をイメージする柔らかいマークに変えたところが複数ありますね。
中部電力
撮影:2019年4月 愛知県名古屋市
ノンスリップ仕様の大蓋。他県でも確認。
平成19年(2007年)シンボルマーク、社名ロゴタイプのカラーリングと角度を変更とのこと。カラーはこの蓋ではわかりませんが、バナナがまばらになって大きさがまちまちになってきました。左端の小さくなったバナナが○○県であるのかどうか。
中部電力 (角蓋)
撮影:2019年4月 愛知県名古屋市(2枚とも)
上は大きな旧蓋。1枚だけ使われているのも見ました。
下は化粧蓋ですが、2代目マーク付きのプレートが取り付けてあります。
平成30年(2018年)11月、令和2年(2020年)春に持株会社制度に移行、社名変更との報道がありました。社名から電力の名を外し中部エネルギーのようにすることを検討中とか。
関西の方ですが、送電線の掛け替え作業を見たことがあります。クレーンなどの機械は来るものの、最終的にはかなりの高所での手作業。見るからに恐ろしくかつ壮大な風景で、発電や送電はインフラの華と感じました。一足先に持株制にした東電のように、「電力」の名は外さないでほしいんですけどね。
2020年4月追記
令和2年(2020年)4月1日、法改正による送配電分離で、従来の中部電力は、発電などの事業と子会社の株式保有の事業持株会社に移行。送配電事業は、平成31年(2019年)4月1日設立された、中部電力パワーグリッド(株)が継承しました。「電力」の名称が残って喜んでいます。
マークもThe Beam マークとThe Spiral マークに変更になりました(参考サイト)。
北陸電力
北陸電力 撮影:2014年5月 石川県金沢市
あぶく模様が窪んでいるもの。マークは旧社章で、北の字の周囲も併せて北リクと読ませているのでしょう。
北陸電力 撮影:2014年5月 石川県金沢市
北陸電力 撮影:2016年5月 石川県金沢市
北陸電力
撮影:2014年5月 石川県金沢市
富山県富山市牛島町15番1号、北陸電力(株)、北陸電力送配電(株)
北陸電力も昭和26年(1951年)5月1日設立。
平成元年(1989年)11月1日CI導入。こちらのマークに変更されました。北陸3県を表す3本ラインでHをかたどったとのこと。旧社章はなかなかカッコいいですが、その旧社章の稲妻イメージも真ん中に残したマークになっています。
令和2年(2020年)4月1日、北陸電力の送配電事業は、平成31年(2019年)4月1日設立された北陸電力送配電(株)が継承。
中国電力
中国電力
撮影:2015年12月 広島県広島市
EnerGia 中国電力
撮影:2016年4月 広島県広島市
広島県広島市中区小町4-33、中国電力(株)、中国電力ネットワーク(株)
中国電力は昭和26年(1951年)5月1日設立。平成3年(1991年)1月CI導入。エネルギアマークが登場。
令和2年(2020年)4月1日、法改正により送配電事業は、平成31年(2019年)4月1日設立された、中国電力ネットワーク(株)が継承しました。
中国電力
撮影:2015年12月 広島県広島市
EnerGia、中国電力
撮影:2016年4月 広島県広島市
1枚だけEnerGiaの蓋に交換されている3連角蓋。
中国電力の境界杭
(左)角蓋と低圧分岐箱。
低圧分岐箱は電柱に代わるもので、ここから近隣の建物に電気を分配します。
撮影:2016年4月 広島県広島市
(右)町並みに配慮した低圧分岐箱。玄関マットのように見えるのが角蓋です。
撮影:2018年5月 島根県松江市
四国電力
四国電力
撮影:2017年3月 香川県坂出市
四国電力 YONDEN
撮影:2017年3月 香川県坂出市
香川県高松市丸の内2番5号、四国電力(株)、四国電力送配電(株)
四国電力も昭和26年(1951年)5月1日設立。右は平成3年(1991年)4月12日のCI導入後のYONDEN蓋。ElectricのEパターン。
こちらも令和2年(2020年)4月1日、送配電事業は、平成31年(2019年)4月1日設立された四国電力送配電(株)が継承。
九州電力
九州電力 No.6 A-I 1969
撮影:2007年2月 福岡県北九州市
福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号、九州電力(株)、九州電力送配電(株)
縁に年号が彫り込んである九州電力の蓋。九州電力は昭和26年(1951年)5月1日、九州配電と日本配送電の一部が統合し設立。
こちらも令和2年(2020年)4月1日、送配電事業は、平成31年(2019年)4月1日設立された九州電力送配電(株)が継承。
九州電力 配電 177テ34ハ KKC-91 1
撮影:2007年2月 福岡県北九州市
旧シンボルマーク(下左)は昭和63年(1988年)10月1日、CI導入で、九州7県をイメージしたマークに変更されました。スタイリッシュな元の社章もよかったですが。
これらの蓋は、右隅に年月が入っていました。旧マークの方は「87.10」。
東北電力
東北電力
撮影:2005年9月 青森県弘前市
宮城県仙台市青葉区本町一丁目7番1号、東北電力(株)、東北電力ネットワーク(株)
東北電力は昭和26年(1951年)5月1日、東北配電と日本配送電の一部が統合し設立。
中央のマークはTDを稲妻風にアレンジしたように見えます。この向きが正解。
こちらも令和2年(2020年)4月1日、送配電事業は法的分離により、平成31年(2019年)4月1日設立された東北電力ネットワーク(株)が継承。
参考文献
- 『マンホールのふた<日本篇>』林丈二著 1984年3月30日 (株)サイエンティスト社
2005年9月3日:鉄蓋の殿堂新設。2005年10月8日:電気・ガスなどのページ追加。2007年6月10日:電気独立。2019年9月7日:電気を電力に変更、分割。2020年4月6日:記述修正。2021年3月5日:九電角蓋全景追加。