旧楽天堂医院
(贈答品フロンティア)
大正元年(1912年)築。左の方から和館がのぞいています。詳しい解説は他サイトに譲るとしまして、四国でも有名な看板建築のようです。関東大震災以前の地方で、ここまで派手な建物があったのは驚きました。
「Lakutendo-hospital」。「ラ」はLなんですね。ラツテンドーホフピタルにも読めますが。
2018年3月 香川県多度津町
大正元年(1912年)築。左の方から和館がのぞいています。詳しい解説は他サイトに譲るとしまして、四国でも有名な看板建築のようです。関東大震災以前の地方で、ここまで派手な建物があったのは驚きました。
「Lakutendo-hospital」。「ラ」はLなんですね。ラツテンドーホフピタルにも読めますが。
2018年3月 香川県多度津町
大正15年(1926年)築、国登録有形文化財。こちらも有名な看板建築とのこと。玄関上の看板はどうにか「醫院」の文字が読めます。
バラのような模様とか、植物のリースとかめずらしいですね。
2005年3月 香川県丸亀市
閉院してからどれくらい経つのかわかりません。病院情報サイトには、まだここの住所で登録されています。
2020年9月、11月 兵庫県姫路市
2022年7月、久々に通ってみたら、隣のビルに跡形を残し、真新しい境界プレートも残し更地になっていました。草がほとんど生えていないので、少し前に解体されたのでしょう。このビルもそろそろなくなりそうな予感。手前の空き地には住宅が建っていました。
2022年7月 兵庫県姫路市
土台の建物は戦前の町屋なのでしょう。和菓子のホワイトチョココーティングのような感じ。
玄関の「髙畠醫院」の看板と赤ランプが古めかしいです。表札にはなぜか「醫學士 秋山良博」とあります。ドアは元は木製の斜め押し棒付きなどだったのでしょうか。アルミドアに変わったのは残念ですが仕方ないですね。郵便受けのメールアイコンが今風でおもしろい。
2018年3月 香川県多度津町
たばこ店と医院が町屋を半分ずつ使っています。大阪など家が建て込んでいる地域は、医院でも理容院でも、町屋を改造して使っているのを見ますね。医院はつし二階の黒漆喰に合わせたモノクロームの豆タイル使用で、医院名の跡が残る看板部分だけ目立ちます。明治期の建築でしょう。
関宿は昭和59年(1984年)12月に、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、整備が進んできました。現在この建物(旧落合家住宅)は大幅に修復され、公有施設となっています。現在の様子(グーグルストリートビュー、別タブで開きます)。
2007年4月 三重県亀山市関町
奥の和館は大正末期から昭和初期にかけての箱軒が見られます。手前は建て増しか最初からかわかりませんが、壁の一部が下見張りになっています。2000年ごろまでは鍼灸院をされていました。下見の方が診療所だったのでしょう。
明治以降の西洋医学は、新しい技術で効き目がすばらしいイメージで、洋風壁は「ヨクキク」アイコン。一般的な西洋医学の医院であるなら、それも妥当であろうと思われます。
が、ここは東洋医学系。洋風壁ではなく純和風で押してもよかったのでは?
まあこの場合の洋風テイストは、店舗などと同じく、「お客様スペース」という意味なのでしょう。
2020年10月 兵庫県姫路市
2022年7月、診療所と思われる部分のみ解体されていました。撤去後1、2ヶ月くらいでしょうか。今後軒や壁の塗り直し、格子や雨樋の修理もされるのでしょう。造りはしっかりしてそうなのでリノベでまだまだ住めそうです。
2022年7月 兵庫県姫路市