路上観察と琺瑯看板、マンホールのふた
お散歩 Photo Album

 
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保険・金融

損害保険

東京海上 たばこ 東京海上

東京海上火災 火災・自動車・各種保険 代理店(琺瑯ではありません)
撮影:2003年9月 兵庫県姫路市

たばこ 長期総合保険 東京海上
撮影:2003年4月 兵庫県宍粟市
たばこ看板はたばこのページにも入れています。

東京都千代田区大手町二丁目6番4号 常盤橋タワー、東京海上日動火災保険(株)

明治12年(1879年)8月、東京海上保険会社として創業。大正7年(1918年)4月、東京海上火災保険に。
昭和19年(1944年)3月、戦時中の統合により明治火災保険(株)、三菱海上火災保険(株)と合併、東京海上火災保険(株)設立。

平成16年(2004年)10月1日、日動火災海上保険(株)と合併。東京海上ホールディングス(株)グループ。

千代田火災保険株式會社

千代田火災保險株式會社 代理店(木製看板)
撮影:2005年3月 岡山県岡山市

木製の古そうな看板。おそらくは戦前のもの。
大正2年(1913年)千代田火災保険(株)設立。昭和20年(1945年)合併により、大倉千代田火災海上保険(株)に。昭和21(1946年)年、千代田火災海上保険(株)に改称。

平成13年(2001年)4月、大東京火災海上保険(株)と合併、あいおい損害保険(株)に。平成22年(2010年)10月1日、合併によりあいおいニッセイ同和損害保険(株)に。

住所は東京都渋谷区恵比寿一丁目28-1。親会社はMS&ADインシュアランスグループホールディングス(株)。

安田火災海上保険、安田生命保険代理店

スミセイや旧明治などの大手から中規模の保険会社まで、こういった琺瑯ではない金属製の保険会社の看板は結構あります。

安田火災海上保険株式会社 代理店
撮影:2016年2月 大阪府大阪市

東京都新宿区西新宿一丁目26番1号、損害保険ジャパン(株)
昭和19年(1944年)2月、3社合併で安田火災海上保険(株)設立。平成14年(2002年)7月、日産火災と合併、(初代)(株)損害保険ジャパン設立。

平成26年(2014年)9月1日、日本興亜損害保険(株)と合併、損害保険ジャパン日本興亜(株)に。社名に「日本」が連続すると話題になりました。令和2年(2020年)4月再び現社名に。
SOMPOホールディングス(株)傘下。

安田生命保険相互会社 代理店
撮影:2016年2月 大阪府大阪市

東京都千代田区丸の内二丁目1番1号、明治安田生命保険相互会社
明治13年(1880年)創業。戦前の安田銀行も同じマークでした。

たばこ日本火災

たばこ 日本火災
撮影:2010年12月 大阪府貝塚市

明治25年(1892年)5月設立。
昭和17年(1942年)12月、日本火災海上保険(株)に改称。昭和19年(1944年)3月。帝国火災保険を合併。同年10月、日本海上火災保険(株)と合併、日本火災海上保険(株)設立。

平成13年(2001年)4月、興亜火災海上保険(株)と合併し、日本興亜損害保険(株)設立。
平成26年(2014年)9月以降は前述した安田火災同様で、現在は損害保険ジャパン(株)。SOMPOホールディングス(株)傘下。

富士火災海上保険株式会社

富士火災海上保険株式会社 代理店
撮影:2004年3月 兵庫県加古川市

東京都港区虎ノ門四丁目3番20号、AIG損害保険(株)
大正7年(1918年)日本簡易火災保険(株)として創業。昭和24年(1949年)富士火災海上保険(株)に。

2000年代よりAIGグループなどの資本が入り、平成30年(2018年)1月1日、AIU損害保険(株)と合併、現社であるAIG損害保険(株)に。

マルマル保険
マルマル保険

第一火災 マルマル保険
撮影:2002年3月 兵庫県上郡町 / 兵庫県赤穂市 2003年3月

第一火災海上保険相互会社は昭和24年(1949年)設立。戦後最初に設立された損害保険会社だったので「第一火災」と名づけられました。マルマル保険は昭和38年(1963年)6月発売。掛け捨てではなく、積立型の高利回りの保険で、人気があったそうです。

しかし、低金利の続く中、積立保険の逆ざやが多く発生。平成12年(2000年)5月1日経営破綻。平成13年(2001年)4月1日解散しました。

姫路市民共済
姫路市民共済

姫路市が保証する 火災共済 交通等災害共済 姫路市民共済取扱所
撮影:2001年11月 兵庫県姫路市

市役所内にある、姫路市民共済生活協同組合の取り扱う共済保険です。加入者宅には2枚目のような小型のアルミプレートが貼られました。

火災共済加入の家 西宮市民共済

火災共済加入の家 西宮市民共済
撮影:2019年5月

共済加入章、兵庫県西宮市版。

損害保険ファイアマーク

共同火災保険ファイアマーク 共同火災保険ファイアマーク 共同火災保険社章

共同火災保険株式会社  
撮影:2022年6月 兵庫県三木市 / 2019年5月 京都府京都市

共同火災保険(株)は明治39年(1906年)6月7日設立(本店は東京・日本橋)。大正8年(1919年)2月15日、本店を大阪府大阪市に移転します。

『同和火災50年史・通史』P97によると、昭和17年(1942年)4月、共同火災が大日本火災海上を吸収合併し、同年6月共同火災海上保険(株)とします。

昭和19年(1944年)3月、横浜火災海上保険(株)、神戸海上火災保険(株)、朝日海上火災保険(株)と合併し同和火災海上保険(株)設立。

さびさびのプレートは、民家にあった火災保険の加入章と思われるもの。見づらいので大きくしましたが、直径8cmくらいです。

3枚目は共同火災の社章。国会図書館デジタルアーカイブ『名古屋商工案内 補5版』広告P213より。
名古屋支店の広告です。マークの丸い部分は実際は同じ大きさだったようです。

こういった保険加入章はfire markと呼ばれました。『同和火災50年史・写真集』P34には、

ファイヤーマーク
fire mark
内外の各保険会社は,被保険者の建物に金属,皮革または木製のプレートを取り付けた。
その会社の宣伝にもなったし,火災の際には消防隊の目印にもなった。

とあります(画像はこちら)。「ファイアマーク」で検索すると説明や画像が見られます。

下は戦後の同和火災の樹脂看板。4社の和を表すマークが入っています。

同和火災樹脂看板

平成13年(2001年)4月、同和火災海上保険はニッセイ損害保険(株)と合併、ニッセイ同和損害保険(株)設立。さらに平成22年(2010年)10月、あいおい損害保険(株)と合併、あいおいニッセイ同和損害保険(株)に。今後も合併の予定あり。

東京都渋谷区恵比寿一丁目28-1、あいおいニッセイ同和損害保険(株)

とびぐちファイアマーク 真鍮とびぐちファイアマーク

民家の玄関に掲げられたとびぐちマーク。既出の安田火災海上保険のマークですが、東京火災保険(株)のファイアマークなのでしょう。
7、8cmでしょうか。2枚目は真鍮製ですね。
撮影:2019年5月 奈良県大和郡山市 / 2019年4月 愛知県名古屋市

明治20年(1887年)7月 - 有限責任東京火災保険会社設立。社名変更ののち、昭和18年~19年にかけて3社と合併、安田火災海上保険(株)設立。以降は既出の安田火災と同じ。現在損害保険ジャパン(株)。

マークの由来は、IRサイトの安田火災海上保険株式会社(アーカイブサイト)にあります。町火消しの道具であった鳶口と「保険という意味の英語“Insurance”の頭文字Iを組み合わせた」とのこと。

また、『東京火災保険株式会社案内P10』(明治30年)に「消防組の常置」について記載されています。文語で読みづらいですが、会社独自の消防組を組織していたようで、火事になると駆けつけ顧客の財産を守ってくれ、救護もしてくれたようです。

とびぐちマークは顧客の印。消防組の皆さんは常日頃から、マークの掲げられているお宅をチェックしていたのでしょう。

大阪保険ファイアマーク

大阪保険株式会社  
撮影:2019年3月 三重県亀山市

見上げて撮っているので楕円になっていますが、実際は正円のマークです。中央に「保」の文字が入っているようです。これもファイアマークでしょう。

大阪保険(株)は明治26年(1893年)10月設立。3度改称ののち、戦中の国策で昭和19年(1944年)3月、住友海上火災保険(株)と合併、大阪住友海上火災保険(株)設立。

昭和29年(1954年)7月、住友海上火災保険(株)に改称。
平成13年(2001年)10月、三井海上火災保険(株)と合併、三井住友海上火災保険(株)に。

住所は東京都千代田区神田駿河台三丁目9番地 三井住友海上駿河台ビル。MS&ADインシュアランスグループホールディングス(株)傘下。

日本酒造火災保険ファイアマーク 日本酒造火災保険社章

日本酒造火災保険株式会社  
撮影:2022年5月 兵庫県たつの市

明治29年(1896年)日本酒造火災保険株式会社設立。明治39年(1906年)、日本火災保険(株)が日本酒造火災保険を合併。

昭和17年以降は既出の日本火災と同様で、現在は損害保険ジャパン(株)。

横10cmくらいでしょうか。プレートのみにペンキが塗ってあります。
日本酒造火災保険のファイアマークと思われます。これも見上げて撮っているので、実際のマークはもう少し縦長です。

2枚目は社章で、国立国会図書館デジタルアーカイブ「日本酒造火災保険証券」より。2ページ目の「保険契約者心得」に、「保険契約者ハ當會社ヨリ交付スル門標ヲ被保険物ノ見易キ塲處ヘ掲ケ置クヘシ」とあります。「門標」はファイアマークのことですね。

日本酒造火災保険が営業していたのは、ほぼ明治30年代ですが、今までよく残っていたものです。

福寿火災ファイアマーク 福寿火災社章

福寿火災保険株式会社  
撮影:2019年4月 愛知県名古屋市

こちらも少し上下が短くなっています。中央に「福」の文字の三つ巴型は福寿火災保険のファイアマークでしょう。

2枚目の社章は『名古屋商工案内 補5版』広告のP206より。広告全体はこちら

福寿火災保険は『名古屋商工案内 補5版』P248によると、設立は明治44年(1911年)1月、本社は愛知県名古屋市西区本町にありました。

昭和18年(1943年)7月、東洋海上火災保険(株)が福寿火災保険と豊国火災保険(株)を合併、日新火災海上保険(株)に改称。東京海上ホールディングス(株)傘下。

生命保険

日?生命

日?生命
撮影:2007年9月 岡山県倉敷市

日本生命でしょうか。貼り方が古いですね。

日本生命保険相互会社特約店

日本生命保険相互会社 特約店
撮影:2009年3月 大阪府大阪市

大阪府大阪市中央区今橋三丁目5番12号、日本生命保険相互会社
明治22年(1889年)7月創業。

大同生命保険株式會社

大同生命保險株式會社 代理店
撮影:2005年3月 岡山県岡山市

大阪府大阪市西区江戸堀一丁目2-1、大同生命保険(株)

同社のルーツで最も古いのは、明治28年(1895年)1月設立の真宗生命保険(株)(のちの朝日生命保険(株))。明治35年(1902年)4月、3社合併で大同生命保険(株)設立。昭和22年(1947年)7月、相互会社に、平成14年(2002年)4月、株式会社に改組。

看板は真鍮製で、明治35年(1902年)4月から昭和22年(1947年)7月まで、おそらくは戦前のものでしょう。

大和生命

大和生命
撮影:2002年3月 兵庫県上郡町

東京都千代田区永田町二丁目13-10 プルデンシャルタワー、プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険(株)
明治44年(1911年)9月、日本徴兵保険(株)として創立。昭和22年(1947年)10月、大和生命保険相互会社に改組。平成14年(2002年)4月1日、大和生命とあざみ生命保険(株)の合併により大和生命保険(株)設立。

平成20年(2008年)10月10日、更生特例法の適用を申請。平成21年(2009年)4月30日、プルデンシャルファイナンシャルジャパン生命保険(株)に商号変更。さらに平成22年(2010年)4月1日、ジブラルタ生命(株)の子会社であることを強調すべく現社名に変更しましたが、ちょっと社名が長いので、今のところは略称のPGF生命(株)等に変更されるかもしれません。

たばこ フコク生命

たばこ フコク生命 93-09
撮影:2004年1月 兵庫県姫路市

東京都千代田区内幸町二丁目2番2号、富国生命保険相互会社

大正12年(1923年)11月創業。
2000年代を中心によく見た看板です。

農協

農協貯金 貯金は農協へ

貯金は農協へ 資金は農協から
撮影:2003年4月 兵庫県三木市

消火栓 御津町消防団 貯金は農協へ
撮影:2001年11月 兵庫県たつの市

農協の生命共済

農協の生命共済 建物更正共済 火災共済
撮影:2006年4月 奈良県
拡大画像(31KB)

農協 建物更正共済 加入之章

農協 建物更正共済 加入之章  
撮影:2020年9月 兵庫県

こちらは上記建物更正共済の加入者章。アルミの割に良く残っています。

自動車損害賠償責任共済取扱所

自動車損害賠償責任共済取扱所 農協の共済
日本電信電話公社収納金取扱所
撮影:2005年3月 岡山県岡山市

農協の自賠責保険。JA共済連(全国共済農業協同組合連合会)全国本部は東京都千代田区平河町2-7-9、各都道府県にそれぞれ本部があります。右側の「日本電信電話公社」も懐かしくなりました。

銀行など

京都信用金庫

ご預金は 京都信用金庫 亀岡支店
撮影:2015年3月 京都府亀岡市

京都市下京区四条通柳馬場東入立売東町7番地、京都信用金庫(株)
大正12年(1923年)9月、有限責任京都繁栄信用組合として設立。昭和26年(1951年)10月京都信用金庫設立。

たばこ 日本興業銀行発行

たばこ 日本興業銀行発行 リッキー ワリコー 和光証券
撮影:2003年11月 奈良県奈良市

東京都千代田区丸の内一丁目3番3号、(旧)(株)日本興業銀行

たばこのページの再掲になります。明治33年(1900年)交付された日本興業銀行法により、明治35年(1902年)3月設立。平成14年(2002年)、当時の富士銀行に吸収され解散となりました。

飾磨信用金庫會員

納税 貯蓄 組合員章 飾磨信用金庫會員
撮影:2018年6月 兵庫県姫路市

昭和26年(1951年)、「信用金庫法」により、全国に信用金庫が誕生しました。
飾磨信用金庫は昭和39年(1964年)2月、網干信用金庫と合併、播磨信用金庫となり、その後2度の合併を経て昭和49年(1974年)、兵庫信用金庫となっています。

姫路信用金庫章

姫路信用金庫  
撮影:2018年11月 兵庫県姫路市

中央の菱形を左右に重ねたマークは姫路信用金庫の庫章で、「二光」と言われているものです。大正12年(1923年)より用いられていて、ダイヤの輝きを重ね、相互扶助の精神を象徴したものとか。
「姫路」と「信用」の頭を取って「ひし」で菱形だそうです。

よく読めませんが、上下に「姫」「信」と入っているような気もします。外周の大きな菱形は、単なる土台でマークではありません。こちらも貯蓄組合の会員章でしょうか。

金融機関がスポンサーになったプレートは、既出の「農協 消火栓」以外にもあります。以下は店舗町名標示2のページの再掲。

火事・救急車は119番

消火栓彦根市金庫など

消火栓滋賀銀行など 消火栓滋賀銀行など

店舗より

火事・救急車は119番 彦根市消防署 お金は皆様の彦根信用金庫へ
撮影:2010年10月 滋賀県彦根市

消火栓 彦根市金庫 協和銀行 彦根信用金庫 滋賀銀行
撮影:2006年10月 滋賀県彦根市

消火栓 彦根市指定金融機関 滋賀銀行 協和銀行 彦根信用金庫 近畿相互銀行 滋賀相互銀行 京都相互銀行
撮影:2010年10月 滋賀県彦根市

鳥取市の町名標示 鳥取市の町名標示、スポンサーアップ

住吉区の町名標示 住吉区の町名標示、スポンサーアップ

町名標示2より

立川町三丁目 ワリノー 農林中央金庫鳥取事務所
撮影:2017年4月 鳥取県鳥取市

住吉区    ご貯金とご融資は 大阪庶民信用組合 住吉区赤十字奉仕団 夕刊阪南新聞社扱
撮影:2004年11月 大阪府大阪市

証券など

日興の投資信託

日興の投資信託

日興の(無記名)投資信託
撮影:2010年5月 / 2002年11月 兵庫県福崎町

東京都千代田区丸の内一丁目5番1号 新丸の内ビルディング、SMBC日興証券(株)

大正期に設立された2つの証券会社が昭和19年(1944年)4月合併、日興證券(株)設立。平成13年(2001年)10月、持株会社制度発足により、証券業務は日興コーディアル証券に引き継がれました。このときの親会社は(株)日興コーディアルグループ。

平成20年(2008年)5月1日、日興コーディアルグループとシティグループ・ジャパン・ホールディングスが合併。親会社が日興シティホールディングス(株)に。

平成23年(2011年)4月1日、社名をSMBC日興証券(株)に変更。

マネービルの日興證券

マネービルの 日興證券 京都(大丸前)
撮影:2005年3月 京都府福知山市

東京都千代田区丸の内一丁目5番1号(新丸の内ビルディング)、SMBC日興証券(株)

縦1mくらいの看板。「マネービル」とは「マネー」と「ボディビル」を組み合わせた造語で昭和31年(1956年)年より。今はやってないようですが。

第一證券

証券貯蓄センター 第一證券 岡山支店 岡山柳川ロータリー東
撮影:2002年5月 岡山県岡山市
拡大画像(30KB)

東京都千代田区大手町一丁目9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)

昭和12年(1937年)、(資)角〆商会発足。昭和13年(1938年)10月、甲府市に第一證券(株)設立。平成12年(2000年)4月3社と合併、つばさ証券(株)発足。平成14年(2002年)6月、UFJキャピタルマーケッツ証券と合併、ユーエフジェイつばさ証券(株)と改称。平成17年(2005年)10月1日、三菱UFJ証券発足。さらに平成22年(2010年)5月1日、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)に……。

両サイドのゴシック体が、テープを貼って作ったような文字なのはなぜなんでしょう。

金融全般 山一商事

金融全般 山一商事  
撮影:2008年9月 大阪府和泉市

小型看板。いわゆるサラ金は、問題になったのが1970年代後半あたりからです。琺瑯看板の全盛期から10年以上遅れているので、琺瑯版はあまりないようです。

マルフク

マルフク 電話の金融・レンタル  
撮影:2008年9月 奈良県井手町

おなじみマルフクもいちおう入れておきます。2010年ごろまではけっこう見ていたのですが、近年めっきり減ってきました。
マルフク看板はまともに撮ってなくて、この画像は遠景からの切り出しのためボケてます。

(株)マルフクは大阪府岸和田市にあった企業。電話と言えば固定電話だった時代、利用するには加入権というものが必要でした。加入権は財産で、担保にしてキャッシングもできました。

のちに業種替えをしたものの、現在は廃業しているようです。後継となる会社はあるようですが。

昭和恩給KK

恩給国債 扶助料 立替 未亡人国債 昭和恩給KK  
撮影:2008年9月 大阪府堺市

別のところでも見たトタン看板。

恩給は現在でもありますが、恩給国債、未亡人国債というのは、戦争に従軍した人およびその方々の未亡人が、現金の代わりに国債で受け取っていたもののようです。立替というのは、昭和恩給KKが、国の代わりに国債と現金を交換するということでしょうか。

大阪市内の局番が3桁化されたのが昭和37年(1962年)2月4日。同じ年の12月、公務員の年金が、恩給から共済制度に変わりました。看板を見る限り、1960年代に入ってもまだまだ戦後であったのですね。

参考文献

  • 『会社総鑑≪非上場会社版≫ 2000年版 下巻』1999年10月18日 日本経済新聞社
  • 『会社総鑑≪非上場会社版≫ 2001年版 下巻』2001年5月18日 日本経済新聞社
  • 『姫路信用金庫百年史』平成22年10月 姫路信用金庫

2009年3月7日:日本生命?、フジカラー寄贈追加。2009年11月2日:日本生命追加。2010年7月11日:日興の(無記名)投資信託差し替え。2016年2月10日:安田火災海上追加、安田生命差し替え。京都信用金庫、郵便切手類1枚追加。2019年6月14日:日本ユースホステル追加、火事救急は119 ハリガミ2に引っ越し。2020年1月5日:テレホンカード販売中、小包追加。2022年9月21日:ページ分割。富士火災、西宮市民共済、農協 建物更正共済追加。

(2022年11月10日更新)