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基準点1

測量の基準となる基準点の蓋。再掲あり。


国家基準点

建設省国土地理院 電子基準点 姫路

建設省国土地理院 電子基準点 姫路

建設省国土地理院 電子基準点 姫路

建設省国土地理院 電子基準点付属標

電子基準点 姫路(点番号 960762) 
建設省国土地理院 基本 電子基準点付属標(金属標)
撮影:2023年2月 兵庫県姫路市

1枚目は電子基準点全景。頭の白い部分にアンテナがあります。2枚目は反対側の下半分で、3枚目は説明文。

4枚目は足下に埋め込まれている電子基準点付属標。
点番号は960762で、先頭の96が設置年を表し、残り4桁は通し番号とのこと。

建設省国土地理院 基本水準点

建設省国土地理院 基本 水準点
撮影:2009年3月 広島県尾道市

道路のページに載せた画像の再掲。蓋の下には一等水準点1624があるようです。

国土地理院が管理する水準点には、国会の庭にある水準原点、山の中にある基準水準点、国道沿いなどに多い一等・二等・三等水準点があります。その数2万以上。

国土交通省国土地理院 基本水準点

国土交通省国土地理院 基本 水準点
撮影:2022年9月 兵庫県加古川市

こちらは国土交通省になってからの21世紀バージョン。
蓋の下には一等水準点431があるようです。

国土地理院 基本水準点

国土地理院 基本 水準点  
撮影:2022年6月 兵庫県尼崎市

道路のページに載せた画像の再掲。国土地理院水準点の日本地図バージョン。割と新しそうなので、国交省のものと思われます。蓋の下には一等水準点10698があるようです。

国土交通省 基本水準点

国土交通省 国土地理院 基本 水準点
撮影:2020年12月 兵庫県姫路市

道路のページに載せた画像の再掲。300くらい。蓋の下には一等水準点424があるようです。

建設省国土地理院 基本一等水準点

建設省国土地理院 基本一等水準点

建設省国土地理院 基本 一等水準点  
撮影:2023年1月 兵庫県姫路市

そのへんの縞板で間に合わせたような蓋ですが、この下には一等水準点1201があるようです。

国土地理院 基準一等水準点(基23)

国土地理院 基準水準点(基23) 
撮影:2023年2月 兵庫県姫路市

一等基準水準点および一等重力点基23の蓋。蓋や縁のコンクリートが古そうでした。

水準点

水準点アップ

水準点  
撮影:2023年2月 兵庫県姫路市

地味ですが国土地理院の一等水準点426の蓋。

基本水準点金属標

建設省国土地理院 基本 一等水準点 Nō 002-087
この標識を故意に損傷すると法律によって罰せられます

撮影:2020年12月 兵庫県姫路市

80mmくらいの金属標バージョンもあり。ぱっと見は公共基準点と大差ないですが、国土地理院の一等水準点です。「基本」の2文字が輝かしい。

三等三角点手柄山 蓋

三等三角点
撮影:2020年12月 兵庫県姫路市 拡大画像(106KB)

三等三角点手柄山の蓋。鋳出しでも金属プレート貼り付けでもなく、表面の石に文字が彫り込まれています。この近くの蓋と同じカネソウ製600の化粧蓋で、設置されて10年くらいなのでしょう。

三等三角点」の下には以下のようにあります。
 この下には地図を作る為の基準となる
 三角点が埋設されています。
 尚、この地点の標高は49m15cmです。

三角点の蓋でここまで丁寧に記されているのはめずらしいですね。そもそも三角点は、山の頂上に御影石製の石標のみがある場合が多く、蓋があるのは少数派でしょう。

三等三角点 手柄山 説明板 三等三角点 手柄山 説明板

三等三角点 手柄山 説明板
撮影:2021年3月 / 2020年12月 兵庫県姫路市
こちらでは標高は49.18mです。蓋の記載とは違いますが、変わる場合も多いようです。
「冠字」は測量官固有の文字だそうですね。「伊」だと伊藤さんとか?

説明板の指の方向、画像の右の方に三角点の蓋があります。1枚目の画像では右の方です。

一等三角点 蘇鉄山 山頂 一等三角点 蘇鉄山 三角点 一等三角点 蘇鉄山 山岳会案内板 一等三角点 蘇鉄山 説明板

一等三角点 蘇鉄山
撮影:2012年3月 大阪府堺市
蓋はありませんが、一等三角点に敬意を表し掲載します。

1枚目は山頂の様子。どう見ても向こうのマンションの方が眺望がよさそうです。2枚目は三角点。3枚目は蘇鉄山山岳会の案内板。4枚目は堺市の蘇鉄山説明板(日本語部分のみ)。

元々別の山にあった一等三角点が昭和14年に移設されたようで、一等三角点のある山としては日本最低峰。ただし低くても「一等」。ちなみに富士山は二等だとか。

公園内にあるとのことで行ってみました。いくらなんでも三角点だから公園の一番高い場所にあるのだろうと、下調べもせず適当に高そうな場所を目指しましたが見つからず。ちょっとうろうろしてようやく発見。あまりの低さに遭難しかけました。山をなめてはいけませんね。

3枚目拡大画像(58KB)。世界測地系になってからの登山認定証(60KB)。緯度経度は秒コンマ4桁まで、標高はmmまで出せるようになりました。この認定証の2000年の測地成果と、最新の2011年のとではわずかに数値が違っています。

国土地理院 多角点
国土地理院 多角点

国土地理院 多角点
撮影:2015年4月 三重県津市

多角点は公共基準点のみかと思っていたら、国土地理院のもありました。蓋はかなり古そうで、白プレートは陶器のようでした。

基準点検索ではこの点は見つかりませんでした。すでに廃点になっているのでしょうか。

どういう測量をするかで利用する点が変わります。多角点はトラバース測量用。

公共基準点

都市再生街区基本調査 街区三角点

都市再生街区基本調査 街区多角点

都市再生街区基本調査

国土交通省 都市再生街区基本調査 街区三角点 姫路市 28201 公共 No.4013A
80mm。番号の最後にアルファベットが入るようです。
市内の街区三角点全てが通し番号になっているのでしょう。

国土交通省 都市再生街区基本調査 街区多角点 姫路市 28201 公共 No.40A83
50mm。こちらは番号の中ほどにアルファベットが入り、たとえば、01Aから40Aまであり、その後ろの下2桁が通し番号、というつけ方になっているのでしょう。
街区三角点、多角点とも平面の真鍮プレートでした。

国土交通省 都市再生街区基本調査
小型のアルミ明示板付き。
撮影はいずれも2020年12月、兵庫県姫路市

姫路市の28201は市区町村コードで、日経サイトなどで検索できます。総務省のページにもありますが1桁多いです。おそらくはこちらの方が正式なんでしょう。


都市再生街区基本調査とは、国土交通省サイトによると、
「都市部の地籍調査を推進するための基礎的データを整備するために、平成16~18年度に国が実施した基本調査」。

街区三角点は「国家基準点や公共基準点に基づき約500m間隔で設置された永久標識」。
公共測量の2級基準点に相当するもの。

街区多角点は「街区三角点等に基づき約200m間隔で設置された永久標識」で、こちらは3級基準点相当。
画像3枚目の丸プレートは、街区三角点や多角点の節点で、仮設標識。4級基準点相当とのこと。

街区三角点や多角点は、基準点成果等閲覧サービスで検索できます。それぞれ検索結果の2級と3級で表示されます。
このような永久標識の規格や埋設の方法も決まっています。

国土交通省 2級基準点 国土交通省 2級基準点プレート部分

国土交通省 2級基準点
撮影:2018年4月 京都府京都市

国交省の管理する公共基準点の蓋。国道1号沿い。

建設省兵庫国道工事事務所 3級基準点 兵庫国道 4級基準点

建設省兵庫国道工事事務所 3級基準点 3-176-036  
撮影:2022年12月 兵庫県西宮市

兵庫国道 4級基準点  
撮影:2022年12月 兵庫県西宮市

水準点 船場-1

水準点 船場-1
撮影:2020年12月 兵庫県姫路市

国道2号バイパス下、船場川にまあまあ近い場所にあります。国道下なのでここに持ってきました。

この金属標は、影を見ればわかりますが、全体が三笠(どら焼き)のように盛り上がっているタイプ。

国土交通省 道路基準点 国土交通省 道路基準点遠景

国土交通省 道路基準点
撮影:2021年4月 兵庫県姫路市

蓋ではなく国交省の管理する道路基準点金属鋲。国道2号の地点標ポールの根本にありました。近くにもう1枚。

道路基準点案内システムによると、鋲にICタグが付き、位置情報が得られるようになっています。

兵庫県

姫路土木事務所 R.2 1級基準点 H-18-NO.3 兵庫県 3級基準点 3-1

姫路土木事務所 R.2 1級基準点 H-18-NO.3
撮影:2022年2月 兵庫県姫路市

兵庫県姫路土木事務所の国道2号整備用基準点でしょう。

兵庫県 3級基準点 3-1
撮影:2020年12月 兵庫県姫路市

兵庫県 3級水準点 3-1 水準点 HD・1 水準点 HD・1遠景

兵庫県 3級水準点 3-1 撮影:2020年12月 兵庫県姫路市

水準点 HD・1 撮影:2020年12月 兵庫県姫路市

いずれも水準点標石と同じく、でべそのような球分体がついています。φ50mm。
3枚目は「水準点 HD・1」の位置。道路の隅切り部分にあります。

引原ダム堆砂測量標

兵庫県 引原ダム堆砂測量標 No.1 2002年12月
撮影:2015年4月 兵庫県宍粟市波賀町

中国山地の中にある引原ダムは、昭和16年(1941年)4月起工。洪水の軽減、農工業用水確保、発電といった県内初の多目的ダムとして、戦時中の中断を経て昭和33年度(1958年度)末竣工。

2020年12月28日:ページ作成。2021年1月24日:国土交通省国土地理院基本水準点、国土地理院多角点、姫路市二級水準点、西宮市土木局一級多角点、引照点、準拠点追加。工マーク基準標2枚追加、1枚差し替え。2021年2月18日:ページ分割。2021年6月28日:国土交通省 道路基準点追加。2023年3月22日:基準点再編。電子基準点、国土地理院基本水準点(地図)、一等水準点1枚、基準水準点、水準点、兵庫国道追加。

(2023年3月22日更新)