浄化槽・便槽メーカー
な行2
ニッコー
nIKKO 1500K
撮影:2017年4月 三重県津市
3連の大蓋。ロゴタイプのnが大きな小文字になっているのと、Kの重なり方に特徴があります。平成19年(2007年)7月ごろまで使われていた旧ロゴのようです。参考:アーカイブサイトの[NIKKOシンボルマークの由来]
NIKKO 1500KGf
撮影:2017年4月 三重県津市
上の蓋と同じ場所にあったもの。耐荷重が記されている蓋は多いですが、KGfまで書かれてあるのはめずらしい。
石川県白山市相木町383番地、ニッコー(株)
明治41年(1908年)日本硬質陶器として個人創業。戦後改組、社名変更ののち昭和58年(1983年)現社名に。
NIKKO SINCE 1908 φ600 安全荷重500K
撮影:2018年3月 和歌山県湯浅町
平成19年(2007年)に制定された新ロゴタイプ「NIKKO SINCE 1908」のついた新しい蓋。
日章プラント
日章プラント(浄化槽の中蓋、小蓋)
撮影:2016年1月 兵庫県姫路市
石川県松任市(現在の白山市)出合島町615にあった日章プラント(株)の蓋。
中央のマークは、昭和50年(1975年)2月、北海道日章プラント(株)として設立された北海道旭川市の新日章(株)が引き継いでいます。新日章が現社名になったのは平成2年(1990年)4月のこと。詳細は不明ですが、日章プラントは1990年代初めごろまでの操業でしょうか。『全国工場通覧1992年版』では、住所は石川県羽咋郡志賀町青葉台2となっています。
日章プラント
撮影:2015年6月 兵庫県姫路市
社名なしの浄化槽の小蓋。
ニッシン
ニッシン 600
撮影:2014年5月 広島県竹原市
大阪府大阪市中央区島之内二丁目8番15号にあったニッシン工業(株)の蓋と思われます。同社は昭和46年(1971年)10月設立。家庭用合併浄化槽の維持管理要領書がネット上にありますが、ニッシングループは現在は浄化槽は製造していないようで、同じ住所にある昭和50年(1975年)8月設立の(株)ニッシンプラントサービスが浄化槽のメンテナンス業務を行っています。
ニッシン浄化槽 450
撮影:2017年3月 香川県坂出市
香川県さぬき市大川町富田中2345-1の旧四国工場では、平成21年(2009年)9月、(株)CNTが設立したニッシン環境(株)が操業中(CNT環境事業部さぬき工場兼)。こちらは香川県らしく、うどん排水の浄化処理装置などを手がけています。
旧四国工場をストリートビューで見ると、壁にロゴタイプが描かれているのが見えます。
ニッシン浄化そう
撮影:2018年5月 島根県松江市
「浄化そう」とちっこい文字がめずらしい。
NISSIN 小型車用500KG
撮影:2018年3月 和歌山県湯浅町
アルファベットのロゴタイプになりました。上下対称で、向こう側から見ても同じに見えます。
NISSIN 安全荷重1500K
撮影:2018年3月 和歌山県湯浅町
大型浄化槽の蓋6枚の内の1枚。
湯浅町はニッシン蓋がかなり健闘していました。香川県の工場から船で持ってきていたのかもしれません。
ニューサニー
撮影はいずれも2015年3月、京都府亀岡市
検索するとサニー浄化槽というのがニッシン工業(株)の製品らしいのでこの場所に入れておきます。
日本ゼオン
日本ゼオン φ450 500K
撮影:2017年3月 香川県坂出市
東京都千代田区丸の内一丁目6番2号、日本ゼオン(株)
昭和25年(1950年)4月設立。
なぜ香川県にゼオン蓋があるのかと思いましたが、1990年代の後半、岡山県倉敷市児島の水島工場で浄化槽を製造していたようです。現在プラスチック成形品の製造は、水島工場近くの子会社のゼオンリム(株)が行っているようです。
NK
NK
撮影:2018年10月 三重県名張市
メーカー不明ですが、日理式浄化槽にNKのついた型番があります。名古屋市千種区千種三丁目20番20号の日本理化工業(株)の製品で、同社の企業マークはNRK。ニッコーの大型浄化槽にもNKのついた型番がありますが、さすがにニッコーならニッコーのロゴタイプがありそうです。
参考文献
- 『全国工場通覧 1982年版』昭和57年3月30日 通商産業省【編】 日刊工業新聞社
- 『全国工場通覧 1992年版』1992年5月29日 通商産業大臣官房調査統計部【編】 日刊工業新聞社
- 『下水道年鑑 1995年版』平成6年9月5日 (株)水道産業新聞社
2016年5月27日:ページ新設。2017年4月7日:ページ分割。ニッコー1枚差し替え、1枚追加。ニッシン浄化槽、日本ゼオン追加。2019年6月10日:ニッコー1枚、ニッシン3枚、NK追加。