路上観察と琺瑯看板、マンホールのふた
お散歩 Photo Album

 
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4.看板爺


角館の青柳家に展示されている人力車

むかしむかし、彼がまだ若かった頃、町はたいそうなにぎわいだった。来る日も来る日も、大店のご主人をのせ、通りを走ったものだった。

あの日と同じ雨のにおいが、6月の庭に漂う。
ここは角館の青柳家。ハイカラ館の入り口で観光客を出迎る彼。ちょっと恥ずかしそうだった。

1988年6月 秋田県角館町