路上観察と琺瑯看板、マンホールのふた
お散歩 Photo Album

 
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19.壁門


壁門

ここはおそらく蔵の跡地で、この壁も、かつてはもう少し右の方まで伸びていたのだろう。
木材と鉄骨に支えられている。耐震性や陽当たりを考えると、撤去した方が手っ取り早いような気もするが、町並み保存に協力されているのかもしれない。

私などは部外者なので、いい雰囲気の町並みだなあ、など悠長なことを言っていられるが、お住まいの方々は建物のメンテナンスなど大変だろう。防災や防犯のことを考えると、オートロックのマンションの方が有利。道の広さも緊急車両が入れるくらいの方が安心だし。

古いものを残しながら住み続けるためには、まずは、他にはないおもしろい町に住んでいるという誇りが必要かと思う。
町並みを活かしたイベントが、龍野でも行われている。古いままではなく、何かが少し変われば、新たに住み始める人やお店を開く人が出てくる。
町は人が入れ替わるから町でいられるのだ。

金属格子

美しいデザインの金属格子。はめ込まれていたガラスはもうなく、直接空が覗ける。
屋根瓦の影が映っている。

2002年2月 兵庫県たつの市