鍾馗
2001年10月 / 2005年4月 兵庫県たつの市
2001年10月 / 2005年4月 兵庫県たつの市
妻側の破風におわす鍾馗様。こちらのお宅は、向かって左側に寺院があります。鍾馗様を飾っているお宅は、神社仏閣の周囲が多いですね。
玄宗皇帝の夢に現れ悪魔払いをしてくれたという鍾馗様。しかし、中国の役人の登用試験に落ちまくり、自殺されたのだとか。意外に繊細。
2005年2月 大阪府富田林市
板に貼り付けてある鍾馗様。自立の人形タイプでないのはめずらしい。頭が大きいせいか、顔つきのせいかあまり怖くないです。寺院の近くですがすぐ前ではありません。
2018年3月 和歌山県湯浅町
めずらしい鬼瓦タイプ。怖くて精密な顔の割に足が適当。
2008年4月 奈良県香芝市
こちらは留蓋タイプ。瓦師?の銘が入っています。検索すると、屋根瓦葺き替えの際、頼んでいないのに瓦屋さんが鍾馗様を持ってきた、という例もあるようです。新築祝いの、宣伝も兼ねたサイン入り置物のようなものでしょうか。
立浪に乗ったサーフィン鍾馗様は変わった意匠ですね。体力がないと鬼退治もできません。たまには運動もしなければ。
2010年11月 奈良県香芝市
格子の中からこちらを窺うお二人。左は鍾馗様、右は達磨大師でしょうか。
(だ):ちょっとアンタ、誰かが写真撮ってるわよ。
(し):ほぉ、そりゃ結構結構。男前に写してくれるかのぅ。
なんて言ってるわけではないでしょうが、守り神にしては和やかな雰囲気です。
2002年4月 兵庫県たつの市
棟の端から人間界を見下ろす大黒様。背後に立っているのは帆立瓦。
香寺民俗資料館にて。こちらは元豪商の建物を移築したもので、財福を司る神である大黒天がいらっしゃるのもうなずけます。
2002年8月 兵庫県姫路市香寺町
大黒の顔やうちでのこづち(打出の小槌)をモチーフにした鬼瓦。同じ地域にまとまって見られました。
2002年6月 兵庫県朝来市生野町
屋根瓦ではなく鍾馗様のような位置に祀られている大黒様。アップで見るとご機嫌なおばあちゃんふう。
2006年3月 奈良県天理市
高砂市の光守稲荷にある大黒天と、向かって左は恵比寿様でしょうか。最初は布袋様かと思いましたが、やはり大黒様とペアなのは恵比寿様でしょうね。間の鬼瓦には「光守」の文字あり。
2002年12月 兵庫県高砂市
なんか目が合っている感じ? 波に乗り防火もお任せ。手前下の巴瓦も同じデザインの波で統一されています。胸の紋は柏。
2008年9月 大阪府枚方市
以下は塀の上の瓦で、厳密には鬼瓦とは呼ばないのでしょうが、飾り瓦ということでこのページに入れています。他にも同様のものがあります。
銅線の釣り竿を持ってご満悦の恵比寿顔。鯛はというと、ちぇっ、釣られてしもたという表情。
2002年11月 兵庫県相生市
細かいところまでよく作られています。髭や鯛のえらなどもリアル。
2002年11月 兵庫県たつの市
右手が欠けてるのが残念ですが、穏やかな美人顔の弁天様。旧大原宿にて。
2003年3月 岡山県美作市(旧大原町)
上と同じ建物におられた福禄寿。この建物には七福神全てそろっていたはずですが、寿老人のみ見つけられませんでした。他では見かけなかった弁財天と福禄寿を掲載。
2003年3月 岡山県美作市(旧大原町)
七福神をまとめて宝船に乗せ大盤振る舞い。
左から、大黒天、弁財天、(後)毘紗門天、(前)布袋、福禄寿、恵比寿、寿老人。
右から3人目の方は長頭なので福禄寿と思われますが、手前に鹿がいますね。
鹿を連れているのは寿老人のはずでしたが。
かつては寿老人がいなくて福禄寿だけだったという話もあります(2人は同一人物)。七福神も結構謎ですね。
2002年11月 兵庫県姫路市夢前町
赤穂市坂越の妙道寺にある鼓楼。火灯窓の印象的な建物は江戸時代建立ですが、近年修理されたようで、屋根瓦はまだ新しいものでした。
1階の隅鬼が七福神になっています。順番に、大黒天・布袋・弁財天。民家とは違い皆様きりっとしておられます。布袋様の表情は鬼瓦ですね。弁天様は美少年ふう。
2010年5月 兵庫県赤穂市
2021年5月5日:4枚追加、大黒天1か所、妙道寺鼓楼追加。他画像差し替え。2021年5月7日:1枚追加。七福神ページを編入。
玄関の小屋根の上に飾られている鍾馗(しょうき)様。五月人形でおなじみの方です。京都でもこういう位置に飾られているのをよく見ます。
こちらのお宅の向かいにはお寺があります。このあたりに魔物がやってきてお寺の鬼瓦にはじかれ、家に入ってこられると困るので、鬼よりも強い鍾馗様がガードしているのです。