農業系
種
よいタネを売る店 兵庫県長岡会 ●会員の店● タキイのタネ 長岡交配
撮影:2003年4月
京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷町180、タキイ種苗(株)
天保6年(1835年)創業。大正9年(1920年)(株)瀧井治三郎商店設立。大正15年(1926年)タキイ種苗(株)に変更。
長岡というのは、京都府長岡京市にあった長岡研究農場によるものでしょう。
いつでも どこでも 長岡交配
撮影:2004年2月
楽しいロゴタイプですね。甘い桃太郎トマトもタキイの開発したものとか。
アタリヤ Special Seed 良いたね アタリヤ農園 千葉県小見川町
撮影:2002年4月
拡大画像(62KB)
千葉県香取市(旧香取郡小見川町)阿玉川1103、(株)アタリヤ農園
大正11年(1922年)8月設立。
飼料
日配完全飼料
撮影:2002年5月
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町二丁目23番地2、フィード・ワン(株)
昭和4年(1929年)10月、三井物産(株)が(株)木村徳兵衛商店(のちの木徳(株))と(株)舘野栄吉商店(のちの(株)タテノコーポレーション)との共同出資により日本配合飼料(株)設立。配合飼料の名を初めて使用したのが日配飼料なのだそうです。
完全飼料 日配
撮影:2004年3月
上の看板のショートバージョン。マークと書体が少し違います。かつてはいかにも三井系というマークでしたが、のちに変更されました。
日清 完全飼料 日清の飼料
撮影:2005年3月
拡大画像(42KB)
東京都中央区日本橋室町四丁目5番1号 さくら室町ビル4階、日清丸紅飼料(株)
日清飼料(株)は昭和15年(1940年)4月設立。昭和35年(1960年)中外興業(株)から日清飼料(株)に社名変更。昭和36年(1961年)2月、飼料の製造は日清製粉(株)に移り、日清飼料は販売会社になったようです。この看板は日清製粉のものとも考えられます。
平成13年(2001年)7月、日清製粉の事業分社化により、飼料の製造は再び日清飼料(株)の担当に。同社は平成15年(2003年)10月丸紅飼料(株)と合併、日清丸紅飼料(株)になりました。
マルエイ飼料 日本農産 撮影:2005年9月
めずらしい表札サイズ。
神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号 横浜ランドマークタワー46階、日本農産工業(株)
『日本会社史総覧』によると、昭和6年(1931年)8月、日本栄養食料(株)として、日清製粉(株)の関係者により設立。日清製粉の旧横浜工場を使用し、会社設立と同時に大豆粉「雪印グラミン」、9月より栄養調味料「ネスカ」、11月より「マルエイ完全飼料」の生産を開始。
昭和17年(1942年)3月、日本農産工業(株)に改称。昭和42年(1967年)6月より三菱商事が資本参加。「ヨード卵・光」でおなじみのメーカーです。平成19年(2007年)6月、三菱商事(株)の連結子会社に、平成21年(2009年)12月、完全子会社となっています。
三菱飼料 発売・三菱商事 製造・菱和飼料 元扱店・
撮影:2002年3月 拡大画像(28KB)
菱和飼料(株)は『会社総鑑』の1960年版と1971年版によると、明治25年(1892年)4月個人創業。その後三菱商事と提携し三菱飼料を製造しますが、戦時中の企業整備令で他社に併合。昭和19年(1944年)5月日本航材(株)設立。
昭和25年(1950年)8月、(株)伊藤和五郎商店として飼料製造再開。昭和30年(1955年)伊藤飼料(株)、昭和33年(1958年)2月菱和飼料(株)と社名変更ののち、昭和46年(1971年)12月、「マルエイ飼料」の日本農産工業(株)と合併。合併前の住所は名古屋市港区千年八の割609でした。
○は 完全配合飼料 大洋漁業
撮影:2012年4月
東京都江東区豊洲三丁目2番20号 豊洲フロント、マルハニチロ(株)
明治13年(1880年)創業。大正13年(1924年)株式会社設立。昭和50年(1975年)頃までは捕鯨業などの遠洋漁業が中心でした。飼料は昭和35年(1960年)より生産されています。(現)横浜DeNAベイスターズのオーナーでもありました。
○は 完全飼料
撮影:2003年2月
大型看板。
平成19年(2007年)10月1日、(株)ニチロと経営統合、持株会社「(株)マルハニチロホールディングス」が設立されました。平成20年(2008年)4月、マルハニチロ水産(株)に。
平成26年(2014年)4月1日、マルハニチロ水産が親会社のマルハニチロホールディングスなど関連計5社を吸収合併。現社名になっています。
○中 エサ 中部飼料株式会社
撮影:2003年4月
拡大画像
エサは○中
撮影:2005年5月
エサは「ヱサ」なんですね。
愛知県名古屋市中区錦二丁目13番19号 瀧定名古屋ビル5階、中部飼料(株)
昭和24年(1949年)創業。
エフアール FR エネルギー株式会社
撮影:2003年4月
拡大画像
愛知県東海市名和町天王前20番地、(株)スマック
(株)スマック関係者様より以下のデータを頂きました。情報提供に感謝申し上げます。
FRは中部飼料が製造、エネルギー(株)が販売していた家畜用の栄養強化食品でした。エネルギー(株)は昭和39年(1964)4月設立。当初はFRの販売を、昭和44年(1969年)にペットフードの販売を開始。昭和59年(1984年)、製品のブランドと同じ現社名に変更とのことです。
みなと完全飼料
撮影:2002年12月
1987年ごろまで兵庫県神戸市中央区小野浜町10-26にあった神戸みなと飼料(株)の看板か?
○ト 完全飼料
撮影:2002年6月
愛知県豊橋市明海町5番地の9、豊橋飼料(株)
昭和6年(1931年)創業、昭和29年(1954年)4月、株式会社設立。
マルカ種粕
撮影:2002年5月
マルカ豆粕
撮影:2002年6月
マルカ天ぷら油同様、岡山県玉野市の加藤製油(株)の看板でしょう。大豆カスは肥料としても使用されます。
大阪府大阪市此花区梅町二丁目1-16(本社)、岡山県玉野市築港五丁目8-1(岡山工場)、加藤製油(株)
マルカ完全飼料
撮影:2002年5月
こちらはトタン看板。壁紙のピンクの市松模様がめずらしいですね。琺瑯だとここまで凝らないでしょうか。
日和 完全配合飼料 撮影:2001年10月
日和 完全配合飼料 撮影:2009年3月
オレンジ色の柱サイズ。
兵庫県神戸市東灘区住吉浜町19番地の5、日和産業(株)
大正13年(1924年)8月、日本家畜飼料(株)として創業。昭和23年(1948年)7月、日和産業(株)と改称。肥料、飼料、ブロイラーなどの生産・販売を行うメーカーです。マークは配送トラックに「マルヒ」と書いてありました。
くみあい配合飼料 養豚用 乳牛用 養鶏用 農業協同組合
撮影:2006年4月
大判です。
くみあい配合飼料
撮影:2004年2月
これは柱サイズ。
全農グループの一員として「くみあい飼料(株)」の名のつく企業は、JA全農北日本、JA東日本、JA西日本、ジェイエイ北九州、ホクレンがあります。
PETLINE'S DOGBIT 愛犬の健康食 ドッグビット
撮影:2002年11月
拡大画像(53KB)
岐阜県多治見市大針町657-1、ペットライン(株)
昭和42年(1967年)7月、日本農産工業(株)を母体として設立。
これは琺瑯ではありませんが、保存状態がいいので掲載しました。
消火栓 愛犬に栄養食 特約店 朝倉畜犬 ドッグビット
撮影:2003年6月 兵庫県姫路市
消火栓のスポンサーにもなっていました。琺瑯ではありません。
愛犬の栄養食 VITA-ONE
撮影:2003年2月
東京都品川区東品川二丁目2番4号 天王洲ファーストタワー5F、日本ペットフード(株)
昭和38年(1963)12月、当時の協同飼料(株)を母体として設立。ビタワンは昭和35年(1960年)協同飼料より発売。
フランジタイプの金属看板。おなじみのマスコット犬ビタワンくんが描かれています。令和2年(2020年)還暦を迎えました。
その他
武田の 動物用薬品 取扱店
撮影:2007年4月
拡大画像(38KB)
武田薬品工業(株)は天明元年(1781年)創業。日本で育った人ならおそらく知っているであろう、業界第一位の医薬品メーカー。アリナミンや風邪薬のベンザ、漢方胃腸薬などの薬でおなじみですが、大衆薬は売却が決まりました。
動物用医薬品事業は、平成12年(2000年)設立された武田シェリング・プラウ アニマルヘルス(株)に譲渡されました。平成17年(2005年)、武田が持株を手放しシェリング・プラウ アニマルヘルス(株)設立。事業は平成21年(2009年)11月、親会社が買収されたことにより、米MSDアニマルヘルス社に。
東京都千代田区九段北一丁目13番12号 北の丸スクエア、MSDアニマルヘルス(株)。
医薬用外毒物劇物 事業管理人氏名
撮影:2013年5月
農薬の管理の関係でしょう。
マルエイ 養鶏研究会々員
撮影:2008年11月
こちらも表札サイズ。
マルエイ飼料と同じ日本農産工業(株)の看板。
参考文献
- 『会社年鑑≪上場会社版≫ 2002年版』2001年10月22日 日本経済新聞社
- 『会社総鑑 1960年版』昭和35年4月25日 日本経済新聞社
- 『会社年鑑 1970年版』昭和44年11月15日 日本経済新聞社
- 『会社総鑑 1971年版』昭和46年7月1日 日本経済新聞社
- 『日本会社史総覧 上巻』1995年11月24日 東洋経済新報社
2007年10月12日:マルエイ飼料、エサは○中、くみあい配合飼料2枚、武田の動物用薬品追加。2009年3月19日:マルエイ養鶏研究会々員追加。2009年5月26日:日和完全配合飼料1枚追加。2012年10月13日:○は 完全配合飼料追加。2014年9月22日:FRコメント追加。2020年1月5日:マルカ完全飼料、医薬用外毒物劇物追加。