上下水道 加古川市
上水道
制水弇 加古川市水道
撮影:2006年10月
立派な蓋。直径600mmくらいでしょうか。味のあるいい顔をしています。
加古川市上水道は、計画は加古川町時代の昭和6年(1917)で、市設立後の昭和26年(1951)2月7日認可。昭和28年(1953)4月より給水。
中央は昭和25年(1950)9月18日制定の加古川市の市章。市公式サイトによると「川を中心に配置し、その両岸に発展をつづける加古川市を表しています」とのことですが、括弧の中に川があるので「かっこがわ」ではないかとも一部で言われているそうです。
加古川市 水道 バルブ
撮影:2010年12月
あちこちにたくさんありました。端から端まで220mmくらい。市章と蓋のパターンが似ていて違和感ないですね。
加古川市 水道 止水栓
撮影:2006年10月
文字が判別できる右横書きの蓋は、これ1枚しか見かけなかったような? 昭和20年代のものでしょうか?
加古川市 消火栓
撮影:2010年12月
古くはありませんが、このデザインの消火栓の蓋ではめずらしく蝶番付きのもの。
加古川市 量水器
撮影:2010年12月
家庭用の量水器の蓋。右横書きのものもまだまだ何枚もありますが、徐々に青いプラスチック蓋に置き換えられているようです。止水栓と量水器が一体化した鉄蓋も多く見られます。
加古川市 量水器
撮影:2010年12月
市立図書館にあった大型量水器の蓋。縦型は大変めずらしいです。短い辺で枠まで約500mmくらい。
下水道
加古川町 下水
殿堂
撮影:2010年1月
かなり古そうな蓋。菱形の滑り止めや穴の開け方が、明石市の古い角蓋に似ています。
加古川の創設下水道は、加古川町時代の大正13年(1924年)12月26日認可、大正15年(1926年)6月7日起工。昭和6年(1931年)に、排水路を含む工事がほぼ完成しました。終末処理場を含む近代的な下水道事業は、昭和38年度(1963年度)に着手、昭和42年度(1967年度)に供用開始とのことです。
加古川町(下水)
殿堂
撮影:2006年10月
こちらも古そうです。蝶番の形がめずらしいです。立派な石縁も付いていました。この「カ」のようなマークは、旧加古川町の徽(き)章とのこと。蓋のデザインは上の蓋共々、大正から昭和にかけての創設期のものではないでしょうか。
加古川市 下水道
撮影:2010年12月
JIS仕様の蓋。この蓋が何枚も見られる地域があります。
加古川市 下水道
撮影:2010年12月
こちらもJIS仕様。ゴシック体で上のよりも新しそう。
加古川市(下水)
撮影:2006年10月
マークが窪んでいるコンクリートの蓋。90度回転させて見るのが正しいのですが、ひよこみたいなのでこのまま掲載。
参考文献
- 『加古川市史 第三巻』平成12年3月31日 加古川市
- 『加古川市管工事業協同組合30周年記念誌』平成10年6月 加古川市管工事業協同組合
- 『マンホールのふた<日本篇>』林丈二著 1984年3月30日 (株)サイエンティスト社